本日名フィル定演日。
曲目は、藤倉大『ソラリス組曲』・ドボルザーク『ヴァイオリン協奏曲イ短調作品53』・チャイコフスキー『交響曲第5番ホ短調』。
一週間後、BACHを歌うのに、系統が違いすぎやしないか。
それよりなにより、近頃、音楽に関して閉塞感いっぱいだし。
…で、行こうか行くまいかちらと迷ったのだが、チケットを無にするのも惜しく、重い腰を上げた。
でも、
正解!行ってよかった(*´∀`)♪
どんなにすばらしいメロディでも、すばらしい音でも、耳に入った瞬間、「過去」になる。
その「過去」と瞬間の「今」が連綿とつながり、流れるのが音楽。
その流れは強まり、弱まり、うねり、走ったり止まったり。静と動満載のスペクタクル。
今日の演奏会は、そんな「音楽=流れ」を改めて痛感させられた。
歌もおそらく一緒。
私の不足は、些事にとらわれて、この「流れ」がうまくつくりだせないことだと思う。
もちろん、些事もおろそかにはできないのだが。
今日の演奏を聴き、なんだか目の前がちょっぴり開けた気がした。