ナミダのクッキングNo.2329 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

[『心』にまつわって二題]

(1)筋肉のハリ
10日ぶりに、接骨院へ。
診療台にうつ伏せ。
首・肩・腰・お尻・もも・ふくらはぎ…とひとわたり触ったところで、T先生曰く、

「何か嫌なこと、あったんですか?」

…え?  なぜそのような質問を?

「筋肉のハリがいつもと全然違いますよ」

…感動した。
心は身体に如実に表れる、ということに。
そして、触っただけでそれを見抜くT先生に。

かれこれ一か月、仕事ですごく嫌な事態に遭遇したまま。
心中、怒りやら悔しさやらいらだちやら満載。

そういうことなら…と、T先生はそれ以上何も聞かず、背骨を中心にひたすらゆっくりさすってくれた。
なんだか泣けてきた。


(2)BACHの効用
BACH音楽なんてコムヅカシイものを…と多くの人に言われるが、私にとっては今、流行りの歌の方が難しくてしかたがない。
歌詞は聞き取れないし、音が異様に乱高下するし、想定外のメロディラインだし、妙なところでブレスしないと歌えないし。
BACHの方がよっぽどわかりやすく自然に聴こえる…

…と、声楽レッスンの帰り、車内でU先生に話したら、先生曰く。

「BACHは人間の動き、生理に合っているからだよ」

と言われた。

なるほど… それで納得した。
BACH音楽を聴くと、ふいに泣けてくることがあること。
涙か止まらないときがあること。
ところが、同じ曲なのに、別の日に聴いたらなんともなかったりすることがあること。
聴くと、必ず特定の人が頭に浮かぶ曲があること。
これらすべて、「BACH音楽が人間の動き、生理に合っているからおこる現象」なのだ。

私の心の中にある、自分で気づいていない気持ち。
たえずゆらゆら揺れている気持ち。
BACH音楽は、そこにさくりと働きかけているに違いない。