ナミダのクッキングNo.2356 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

一昨日・昨日の続き。
市の文芸祭表彰式その2の3「真剣編」。

今年は3市から短編小説で文芸祭賞をいただくことができた。
では来年の創作活動計画をどうしよう…と思い悩んでいたのだが、2回の表彰式&講評会に出席して決意した。

次年度は、市主催の文芸祭には投稿しない。
そう決めた理由は「評価基準がいま一つよくわからない」から。

講評会が始まる前の時間で、2位になった人の作品を読んでみた。
歴史小説みたいな民話みたいな。私とはジャンルも作風も違うのだが、なんだか「出来事を羅列している」だけみたいで、面白いと思えなかったのだ。(←もちろん、出来事を羅列して読み手の想像力をかきたてるという書き方も大アリだが、それにはよほどの力量がないとムリだ)

審査員が私の作品とこの人の作品を「合わせて選べてしまうこと」に、大きな違和感を持った。
その上、作品集に乗せられた講評が、私の作品に対しては辛口で、その他の賞の人に関しては、評価点ばかりが記されている。
なのになぜ私が1位なのか。
 
辛口の評価がどうこうというのではない。選ばれた理由が全然理解できないのだ。
講評会の最中も、その説明はなかった。

今年1回目の別市の表彰式では、「私たちが評価するより、むしろ教えてもらいたいくらいのレベル」と言われ、先生扱い。
それもすごくがっかりした。
だって、この程度の出来で。私は全く納得していない。書いても書いてもしょせん素人の域は脱せず、たとえば今、学んでいる明治・大正・昭和の作家たちの作品とは雲泥の差どころか砂粒にも満たない。
 
つまり、自分の作品がどの程度なのか、審査員先生より自分の方がよく知っている、ということではないか。
だとすると、そういう人が判定する賞に苦労して時間を費やすのは無駄ではないか、と思ったのだ。

だが、何か節目がないと書けないのも事実。
来年1年、別の節目を模索しつつ書くしかないなと思っている。