明けましておめでとうございます。
…と、これまで何十回言ったり書いたりしたことだろうか。
新年早々、こんな話もなんだが、およそ生物は「生まれた」ときから着実に「死」に向かって進むわけで、ならば、年が明けて「おめでとう」は変なのではないか。
また一歩、死に近づいた、ということなのに。
ただ、
「死は完成形」と考えれば、違ってくる。
年が明けたら「完成に近づいた」ということなので。
あるいは、
どうせ限られた命なんだから、その間は、「とにかく節目は楽しもう」という享楽的な意味合い、とも考えられる。
いずれにしても、
なんだかあまりに不吉な感じなので、私はこれで折り合いをつける。
「明けましておめでとうございます」
ではなく、
「無事に明けてくれてありがとう」
と。
…今年も何卒、よろしくお願いいたしますm(__)m
昨日の温かい手と今日の手と
鞠子