ナミダのクッキングNo.2407 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

今日、ちょっぴり悲しかったこと…

CSの番組表で、なにげに目に留まった

『処女が見た 美しい尼僧のゆるされぬ罪 レスビアン少女の殺意』

これは日活ロマンポルノか?と思ったが、1984年のれっきとしたTBSサスペンス。
つまり、テレビドラマだったわけだ。

ずばり、智恵尼(松尾嘉代)と不良少女・和恵(伊藤かづえ)の間に芽生える同性愛が、主軸になっている。
だがしかし、智恵尼はバイセクシャル、いやむしろストレートなのだ。
尼寺という「絶対的な禁欲」を課される環境下、和恵との関係は、「つい、魔が差した」と見てとれた。

だが、和恵は違う。
智恵尼がレイプまがいではあれ、男に心を奪われたことに「裏切られた」と感じ、妊娠した挙げ句、殺されたことに「復讐」を誓う。

…てなことで、「人間の業の深さ」を真っ向から取り上げてはいるものの、かなりキワドイ趣だった。

ところが、
ネットで調べたら、映画もあった(@ ̄□ ̄@;)!!
1966年、大映が映画化していた。
主演:若尾文子。

…わぁぁ、何か複雑なため息、出るわぁ。

かつてはこういう映画、テレビドラマが、人気俳優主演で普通に制作されてた(--;)

おそらく夜9時代サスペンス枠は、お子ちゃまはみんな「寝てた」んだ(--;)
そして、
さまざまなことが、今よりうんと「おおらか」だったのではないか。
個人情報保護やら、プライベート最優先やら、今ほど神経質に行き過ぎてなくて。






タイトルに時代の変化をかみしめる
鞠子