仕事で必要にかられ、30年以上前の書類を大量に調べなければならなくなった。
当時、データベースで管理などされておらず、手書きで、かつ基本的に整理されていない。
古い紙々というのは、かなり「ほこり」が立つ。
広げるなり、鼻がムズムズし始めた。
その上、古い紙々というのは、一種独特なにおいがする。乾燥した昔のにおい。
その上その上、古い紙々というのは、手が荒れるのである。
指先がざらざらしてしょうがない。
・・・などとマイナス面ばかり出てくるのは、これらの書類を調べなければならない理由が、決して建設的なものではないからだ。
ああ、意味のない仕事に限りある時間を費やしている。
そして、たぶんこれ、いくら書類をはぐっても、解決しそうにない。
思い出がこもったにおいもあるだろに
鞠子