我が家の南側に、ちょっとした庭がある。
とはいえ、リフォームした折、1部屋壊したので、庭は以前の倍の広さになった。
いや、庭なんてものじゃない。単なる空き地。
ただ、「雑草が生えると厄介だろうから」ということで、部屋を壊した部分だけ、建築屋さんが砂利を敷いてくれた。
すなわち、空き地の半分は砂利、半分はカチカチで養分など全くなさそな土の荒地となっているのである。
梅雨なのに、なんだか日が照っている時間の方が長い。
それで今年はあんまし雑草が生えず、時々のぞいてみては「シメシメ…」と思っていたのだが……
・・・甘かった。
ここ数日のゲリラ豪雨で、雑草たちは、一気に息を吹き返した。
砂利のところは「膝までくらいの高さがある雑草」が、土の荒地のところは「地面にぴったり張りついた雑草」が、びっくりするくらい突然、生い茂ったのである。
驚愕した。
なんたる生命力。敵ながらあっぱれ。すばらしい。
人間なんかより、うんとうんと「生きること」に貪欲ではないか。
・・・などと悠長なことを言っている場合ではない。コヤツらを何とかしなければ、あっという間に手に負えなくなる。
そうなったら、蚊にオアシスを提供しているようなものだ。
日焼けせぬよう、全身覆って抜きましたがね。
結果、またまた腰痛悪化。
その上根が張っていてなかなか抜ききれず、すぐまた元通りになるのは目に見えている。
…こうして「夏」は、毎日ほめたり怒ったりしながら過ぎていく…
「夏が好き」麦わら帽子が映える君
鞠子