岐阜県山県市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、8万羽が殺処分された。
8万羽か… やむを得ないと思いつつ、とっても切ない気になるな。
客様に、養鶏場プラントに関わる会社がある。
昔、その社長に聞いた。
ずらりと1列に並ぶニワトリたち。エサを食べた量、水を飲んだ量、産んだ卵の数が列ごとにデータ管理されている。
人工的に光を当て、1日のサイクルを早くし、卵を産む回数を増やす。
そうこうするうちに、エサや水の摂取量が減ったり、卵の数が減り始める。
するとその1列、「総入れ替え」し、若手を投入する。
正直、これを聞いたときはびっくりした。
なんたるおぞましさ…と思った。
しかし、きれいごとでは済まされぬ。現に私も、そうやってできた卵を食している。
過密な環境で、人工的に飼育することと、鳥インフルエンザは関係があるのかないのか。
どうも「ない」とは思えない。
もし私が、「ものすごく感染力の強い致死性の高い未知の病」にかかったら。
私だけでなく、私のまわり半径1キロメートル以内の人、感染してる確率が非常に高いとしたら。
全員殺処分。
「そんなばかな・・・…」と言ってられない時代がすぐそこまで来てる気がする。
それならば一人で苦しむ方がいい
鞠子