地元の美術館で藤田嗣治展を観たときから、映画『FUJITA』は絶対観たいと思っていた。
藤田嗣治を演じるのはオダギリジョー。
もとは似てないのに、ポスターを見ると妙に似てて、ワクワクしていた。
しかし、地元の映画館で観ようと思うと、今日ぐらいしか時間がない。
…ということで、満を持して行ったのだが、
なんと、
こともあろうに、
最初から最後まで「爆睡」してしまったのである(-_-;)
それどころか、
うなされたのである。
私は左隣の席に、リュックとマフラーを置いていた。
そこにおじいさんが来て、なんと「座ろう」とするではないか(`Δ´)
席はいくらでも空いているのである。
なのになぜ、私の隣なのか。
よりにもよって、リュックやマフラーの上に座るのか。
阻止しようとするも、私はからだが動かない(←寝てんだもんな(-_-;))
そんな不謹慎なおじいさんなど、実際は存在しなかった。
夢見てうなされたのだ。
映画館で夢を見るなんて…(-_-;)
結果、映画の内容は、何一つ頭に入ってない。
フジタと白人女性たちが、おいらん道中の真似事をしてるシーンとキツネが水溜まりをぴょんぴょん跳ぶシーンが断片的に残像として残っているだけだ。
帰りのエレベーターで、若いカップルが、
「映像が素敵だったね」とか、「クリスチャンになったんだよね」などと嬉しそうに感想を話し合ってるのを耳にしながら、ものすごく無力感に襲われたのであった。
…これは隣県まで行って、もう一回、観なきゃダメか???