ナミダのクッキングNo.1551 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

東京の本部から送られてきた機関誌を読んでいた。

入社式の記事に、
「A社のA社長が新入社員にはなむけの言葉を送った」
…とある。

「はなむけ」って、おかしくないか?
ふつう、お別れに際し、言うんじゃないのか…

調べたらやはり、「はなむけ」は「これから去って行く人」に送るものであり、「新たに来た人」に対して「歓迎」の意味で使うのは、誤用です、とあった。

さらに、「はなむけ」を送られた新入社員、
「緊張の趣で聞いていた」
…とある。

イラついてきた。
これは「緊張の面持ち」でないとおかしくないか?

「はなむけ」も「趣」も、変換ミスではなく、明らかに間違って入力した、としか考えられない。
機関誌全体が御大層な内容だから余計にみっともない。

この程度の間違いに、いちいち目くじらたてるなんてウザい、と言われそうだが、まわりは「この程度」もわかんないのに、「日本をしょって立つ」だの、「地域に貢献する」だの、恥ずかしくなるような御託を平然と並べる人ばかり。

傲慢を承知で言う。
こういう人の一員と思われるのは屈辱だ。

オトコ後輩が、あっけらかんと言った。

「面持ち、なんて言葉、初めて聞きました」

…もはや、絶望的。