なんと、20代の若手ばかりの舞台なのである。
とはいえ、
尾上松也(←AKBの誰かさんとウワサになったんだっけ?)、中村隼人といったイケメン役者さん、かわいいかわいい女形・中村米吉さん…etc.、充分実力のある役者さんばかりなんだけど。
…なんだけど、思った。
一つ一つの所作とかせりふとか、そういう問題以前に、舞台上でまとう空気がベテラン役者さんのそれとは全然違うのである。
比重が軽い。
大見得を切っても、まわりの空気が静止しない。
前の日に、玉三郎さんや吉右衛門さまの舞台を観たので、よけいに気になってしまった。
この世界は、単に技術が向上するだけではだめなのだ。
一朝一夕に身につくものでは決してない。
だから若い人たちも、こうして経験を積み、からだの中に蓄積していくのだと思う。
奥の深い、素晴らしい表現の場だ。
今日は、後見さんの活躍がきわだった。
新春らしく、獅子舞も登場したんだけど、この人たちの動きがとても軽やかで美しかった。
「わき」が若手を一生懸命もり立てる舞台構成が見てとれた。
歌舞伎は、裏方さんあって成り立つもの、大勢でつくり上げるものだということがすごくよくわかる今回の舞台で、そういう意味ては、とても気持ちよかった。
ところで、後見さんはベテランばかり。
若手役者さんを見る目が鋭かった。
後で厳しく指摘なんかするのかな。

▲受付は、初春バージョンで華やかだった。
ただ、このチラシのレイアウトはどうなのよ。
ジャニーズみたいじゃない?
せめて和服でお願いしたかった(-_-;)