会議残業だったのだが、その「会議」があまりにも、あまりにも、あまりにも「バカバカしく」て、まともに聞いてたら「頭が壊れる」と思い、この悪環境を逆手にこんなことを考えてみた。
「成熟した会議とは」
まず、何について議論するのか、議長は論点を「明確」に提示すること。
それを受け、発言者Aは、自分の意見を「簡潔」に述べること。
次の発言者Bは、Aの意見に対する意見を述べてから自論を展開する。極論を言えば、Aの意見に対し「yesかnoか」、姿勢をはっきりさせる。
…これが、発言者C、発言者D…と続いていくのが理想。
この流れが様々な原因で滞ったら、
議長は複数の発言者の発言から、テーマに沿ったものをすくいあげ、再度、それを提示して、議論を軌道修正する。
それでも混沌としたら、ある程度のところで見切りをつけ、リーダーが「鶴の一声」的発言で、結論を誘導して導きだす。
…かなり乱暴だが、成熟した会議とは、そんな感じではないだろうか。
ただし、
議長…テーマの提示・集約・軌道修正が的確にできる。
発言者…発言が「思いつき」や「場当たり的」でないこと。
リーダー…「鶴の一声」が「命令」ではもともこもない。だが、「命令」と紙一重だ。
そうならないために、「鶴の一声」の精度をあげる。
…こんなことを考えている構成メンバーじゃないと、成熟した会議にはならない。
では、
このような議長、発言者、リーダーになるにはどうしたらいいか。
普段から、訓練するしかない。
それは、「話し方のテクニック」を学んでも身につかない。
例えば、「読む」「聞く」「考える」訓練。
さらには読んだこと、聞いたことを「整理する」訓練。
これらを意識して、自分に課す。
そして地道に積み重ねて、自分を濃厚にしていく。
特に、継続審議になってる事案など、「未成熟さ」が露呈する。
先回の会議で発言したことを、発言した本人が忘れてしまっているのか、平気な顔で真逆な意見を言いなさるので、唖然とする。
これは、「考えていない」典型だ。
…本日のバカバカしい会議をながめながら、私も以上のよう、会議についてまとめる訓練をしてみました。