昨日、隣県N市に映画を観に行った。
わざわざ隣県まで行ったのは、「私の住んでいる県内では上映していない映画」だったからだ。
映画館にはちょくちょく出かけるが、いわゆるシネコン。
行く時間が悪いのか、観る映画がマイナーなのか、いつも数人しか観ておらず、まるで貸切状態。
ある意味、気楽だが、これで採算が取れるのか、お節介な心配をしてしまう。
昨日行ったのは、ミニシアター。
チケットを購入すると番号が入った整理券を渡される。
上映15分前になると、整理券番号を呼ばれるので、順番に好きな席が取れるというシステムだ。
どのくらい混むのか、あるいはガラガラなのか、皆目見当がつかないため、昼時だったが、まずはチケットを買いに地下鉄の駅から10分の道のりを歩いた。
番号は3番。
なんだ、やっぱり観客は少ないんだ。
それで安心して、また10分歩いて駅に戻り、地下街で生ビール片手にのんびり昼食を取った(←完全にオヤジ)。
…で、またまた10分歩いて映画館に戻ったら、
どえらなこと大勢の人がいるではないか(@ ̄□ ̄@;)!!
どうやら、映画研究会か映画同好会か、そんな団体らしい。
映画通っぽい人々が、待合室に犇めきあっていた。
…いっぺんに、酔いがまわってしまった。
さすが都会のN市、ミニシアターもいくつかあるし、こういう映画にも人が集まる。
うちの県で上映しても、おそらく散々な結果に違いない。
N市の映画文化に感動した。
…ちなみに、観に行った映画は、『ドストエフスキーと愛に生きる』。
ドストエフスキーのドイツ語翻訳家、スヴェトラーナ・ガイヤーの波瀾万丈な人生を追ったドキュメンタリー。
わざわざ隣県へ足を運んでまで観たかった映画なのに、
重い内容の映画なのに、
ビールにも人にも酔ったオヤジ鞠子は、あろうことかほとんど寝倒し、断片的にしか覚えていない。
ああ、なんたること(-_-;)
映画文化を語る資格なし。