今日はまたまた上京し、歌舞伎座に行ったのである。
…と、なにげに言っているが、朝、大波乱だった。
東京行きの新幹線に乗るためには、まずはバスに乗ってJRの駅に行く。
今日は、朝6時21分のバスに乗る予定だった。
…のだが、目が覚めたら「6時」だったのである。
ひぇぇ(@ ̄□ ̄@;)!!
うちからバス停まで、5分はかかる。
この20分のあわてふためき。
今、思い出してもぞっとする。
目覚ましを「4時30分」「5時」「5時30分」と3回鳴らしたのだが、全く気づかなかった。
…そんなどたばたを経てたどり着いた歌舞伎座だったが、
観光バスが何台も来てたりして、完全に「観光名所」。
そういう客筋だったのか、それとも私の席がたまたま悪かったのか、今まで観た中で、一番、観客の「私語」が気になり、ちょっとがっかりしたわ。
ま、それでも気を取りなおして、と。
午前の部、午後の部を通し、5つの演目を観たんだけど、イチオシはやっぱり吉右衛門さまの『俊寛』。
心身ともに衰えた俊寛、流人仲間が恋人を連れてきた時の喜び、それと共に、都に残してきた自分の妻を思う悲しみ、自分一人、赦免されなかった嘆き。
…どれもすばらしい表現だった。
特に、
ラストの場面が圧巻。
船を見送る慟哭の思いが、微動だにしない「静止」だった。
…当然、大泣き。
ステキでした。
PS 歌舞伎座で売ってる紅白のお餅が入った「めでたい焼き」、めっちゃおいしかった(-o-)/
並んで買う価値アリ。
冷めてもおいしい。
欲を言えば…
たい焼きの「ふち」を切らないで、そのまま売ってほしい。
「ふち」もおいしいに違いないもん。