今日は、最近、取引が始まった新規客様たちを事務所に集めてのオリエンテーションがあった。
集まった客様は10名程度。
私の役割は、そのための事前の資料づくり。
それから、席への案内。
そして、写真撮影。
客様向けの機関誌に、ニューフェイスとして一筆書いてもらうと同時に顔写真を載せる。
そのために、白いドアを背にして、写真を取らせてもらうのだ。
三々五々、集まってくる客様は、私は初めて会う人がほとんど。
満面の笑みで歓迎の意を表しながら、指定の席にご案内する。
写真を撮る時も、客様が緊張しないよう、あらかじめ調べておいたその人にまつわるネタで話しかけながらカメラを向ける。
私の場合、一期一会の可能性もあるから、この場でできるだけ好印象を持ってもらえば長続きする…と気合いが入りまくる。
…駄菓子菓子…
ホンネはさ、
「コイツも金づる・アイツも金づる」、と思っているのである。
できれば取引したくない、あるいは取引すべきでない客様も大勢いるのだ。
コイツもアイツも金づる、金づる、と思わなきゃやってられない。
まさか、こんなに失礼な思いでいるなんで、誰も気づいてないだろうな。
デジカメのシャッターを切りつつ、邪悪な自分におののく鞠子なのであった。