ナミダのクッキングNo.716 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

昨日の昼休み、職場のテレビでNHKの『サラメシ』を見た。

出ていたのは、新幹線の清掃スタッフ。
数字の記憶は曖昧なのだが、確か「停車時間12分、乗客の乗り降り5分」、つまり、残り7分で清掃をし終える。
1車両を1人で、グリーン車は2人で。
チームを束ねるリーダーは、経験の浅いスタッフの車両に助っ人に入ったり、掃除が終わった車両の確認をしたり。

全員が全員、見事に役割をこなす。
その神業のような作業を見るために、全国から視察がくるのだそうだ。

言われてみれば、そうだよなあ。
遅れは決して許されない。
ずさんな清掃も許されない。

率直な感想、
…すごいな…と思った。

それより何より驚いたのは、チームワークのよさだ。

登場したチームのリーダーは、60歳を過ぎた女性。
このチームだけではないのかもしれないが、昼食時、食堂のテーブルに車両番号が貼ってあり、その日、「自分が担当した車両番号」の席に座るんだね。

つまり、
毎日、席が変わり、特定の人と座れないようになっている。
そうしてランチしながらコミュニケーションを図るのだ。
リーダーは、みんなの顔を見ながら、体調の悪い人や落ち込んでいる人はいないかどうか、自然とチェックを入れている。

簡単なことだけど、
よくできた仕組みだと感心した。

それで思い出した。
うちの客様が、言っていたこと。

「昔はみんな、会社の食堂で昼飯をとり、そのあとキャッチボールしたり将棋をしたりして昼休みを過ごしていたのに、最近は全く違う。
昼休みになるとコンビニに行き、何か買ってきて自分の車の中で一人で食べる。そのあとも、音楽を聴いたりゲームをしたりして車の中で休み時間を過ごす」

客様は、そんな殺伐とした雰囲気が寂しいようだったし、そういう「個」ばかりの集団で、仕事において会社の力が発揮できるのかと私も懸念する。

だけど、
実は私も、どうしても一緒に昼休みを過ごしたくないヤツがいて、ソイツと昼食が重ならないように、微妙に調整している。

新幹線の清掃スタッフの皆さんのような「チームワーク」を、うちの職場で一番阻害してるのは、私か…

つきつめれば、客様のとこの「昼休みは車中」の社員と同じことしてる、ってことだよなあ。