ナミダのクッキングNo.536 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

観てきちゃいました、ウワサの『ヘルタースケルター』

とにかく、沢尻エリカが美しい。
美しさがハンパない。
恐れ入りました。ホントに美しいんです。

ただ、
ストーリィ的に、りりこ(←エリカさま)の美しさを強調しなければならないことはわかるんだけど、そのシーンが長すぎる。
ライバル・吉川こずえ(←水原希子)が現れ、整形した顔が崩れだし、りりこは精神的に病んでいくんだけど、そのシーンも長すぎる。
そんな冗漫さが感じられるシーンがあちこちにあって、残念な気がしたのは私だけかなあ???

いずれにしても、蜷川実花監督らしく、色や光線の使い方がとても鮮やかだった。
特に、キーカラーの目の覚めるような赤色が、美しくもあり狂気でもあり凶器にもなって、強烈な印象でした。
りりこが見る幻覚は、さながら現代絵画を見てるような美しさなんだけど、一方で、映像美に頼りすぎてる感も拭えない。
「何かにとりつかれて狂っていく」というコンセプトなら、『ブラックスワン』の方が、はるかによかったと思う。

…と、かなり辛口の評価をさせていただきました。

…が…

わざわざ観に行ったのは、南朋さまが出ているからなんですねえ。
久々に検事の役で期待したんだけど、正直なところ、この役に使わないでぇ…という気がした。
重要な役柄なのだが重要に思えない。
これに出るなら、『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』に出てほしかった、と思うのも私だけかなあ???