一人暮らしになってから、妙なことが気になるようになった。
例えば、
今日、お米を買った。
古くなるとイヤなので、毎回2キロずつ買う。
今日、お米を買ったのは、「前に買った分がなくなったから」だ。
つまり、「2キロのお米が私の胃の中に入った」ということだ。
例えば、
今日、マーガリンを買った。
内容量140g。
今日、マーガリンを買ったのは、「前に買った分がなくなったから」だ。
つまり、「140gのマーガリンが私の胃の中に入った」ということだ。
一人で暮らしているということは、買った食材は、棄てない限り、「全部私の胃の中に入る」ということではないか(゜_゜;)
当たり前のことだけど、これは恐ろしいぞ…(-.-;)
ジャガイモとか人参とか、明確な重さが実感できないものは苦にならないんだけど、こんなに持ち重りのする「2キロの米」や、直方体のひとかたまりである「140グラムのマーガリン」をまともに食べてしまったなんて、リアルすぎ。怖すぎる。
…で、買う時一瞬、躊躇してしまう(-.-;)
変なこだわり、だよなあ(-.-;)
…と、自分の「変わり者さ」にウツウツしているんだけど…
内田百聞センセが、エッセイの中で、もっと強烈なこだわりを暴露していた。
「一番いやなのは、物の曲がっている事です。何でもちゃんと真直ぐになっていないと、面白くない」(『百鬼園随筆「蜻蛉玉」より』)
なんでも、人が訪ねてきて、煙草を吸う時、マッチを擦った後の箱を元通り真っ直ぐにしてくれないと我慢できない。相手がいるのに置き直してしまう。吸い殻も、マッチの擦りかすも、灰皿の中で頭が同じ方に向いていないと困ってしまう、のだそうだ。
あ~あ、百聞センセも変なこだわり持ってんだ(-.-;)