2019.1.12
曇天の寒い一日。一時、お昼頃に数滴の小雨。旧堺の町中を歩きました。
歴史倶楽部でも堺の町は訪れていますので、特に目新しいものはありませんでしたが歩行距離はそこそこ。
何度か報告している中でも直近では昨年11月の報告がここに、竹内街道のスタート地点としての報告はここに、今回に一番近いコースはここに報告していますが、
それぞれ微妙に違っています。
それだけ堺の町には見るべきものがたくさんあるということだと思います。

 

今回のコース
  南海堺駅~旧堺港~旧堺港燈台~大浜公園~蘇鉄山~さかい利晶の杜~開口神社
  ~菅原神社~ザビエル公園~堺伝統産業会館~方違神社~旧天王貯水池~
  JR堺市駅

 

南海堺駅から旧堺港に向かってスタート。
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内川と土居川を合わせ旧堺港に通じる竪川に沿って水門を越えると旧堺港です。
安土桃山時代の堺の豪商。
朱印船貿易で巨富を得た呂宋助左衛門の像が港を見つめています。
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旧堺港は綺麗に整備され、タイル張りの広場が広がっています。
漁船より、レジャーボートが目につきます。
正面の港の出口の方に龍女神像が立って港内を見守っています。
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龍女神像は明治36年第5回内国勧業博覧会の際に設置されましたが、その後解体されたものを平成12年に復元されたものです。
アップで見ると頭上に龍が乗っています。
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更に海寄りに旧堺燈台の方へ歩いて行くと伊藤静雄の詩「燈台の光を見つつ」の碑が立っていました。
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旧堺港の出入口に建つ旧堺燈台です。
明治10年に建てられたもので木造洋式灯台としてはわが国で最も古いものの一つ
だそうです。
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対岸の日本ノボパン工業の塀に南蛮貿易当時の大きな壁画が描かれていました。
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大浜公園へ向かいます。阪神高速4号湾岸線の下をくぐって
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途中、葉っぱの落ちてしまった樹に雀が鈴なり。
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大浜公園の広い園内にはプールなどいろいろ施設があります。樺太犬の慰霊像です。
南極観測第一次越冬隊に参加し、悪天候で帰国できず残された15頭の樺太犬の慰霊像です。その後、タロとジロの二頭は奇跡の生還を果たしたことで知られています。
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今日のメイン、蘇鉄山に登ります。
登山口までの途中に建つ、大阪窯業煉瓦工場跡の碑です。
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その側に建っていた明治天皇御駐蹕の碑です。
第5回内国勧業博覧会の時に来られた記念碑です。
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蘇鉄山の登山口に来ました。十数メートル先に頂上が見えています。
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頂上の丘です。
現在、一等三角点が設置されている山では日本一低い山です。標高6.96m
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これが一等三角点。
蘇鉄山の300m程東南にあった御蔭山に明治18年に設置されていた一等三角点が御蔭山が削られたためここに移設されたそうです。
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頂上付近に建つ犬養孝の万葉歌碑です。
「客人の宿りせむ野に霜降らばあが子はぐくめ天の鶴群」
天平5年(733)遣唐使船が難波を出発するときに、ひとりの遣唐使の母親が、
息子の無事を祈って詠んだ歌だそうです。
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堺 南台場と彫られた石柱もありました。
蘇鉄山は大阪湾に面し、幕末には黒船来航に備えてお台場(砲台)が築かれた場所
だったそうです。
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前半の報告はここまでです。

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