※以下の内容は私が勉強会で知った内容です。
人によって見解の差があったり、「これが正解」というモノではないという事を前提に読みすすめてくださいね。
【 ACの特性 】
①生い立ちで日常的に暴力・暴言があった。
このような家庭で育った女性は自傷的になりやすく、男性は攻撃的(他者を支配)になりやすい傾向がある。
②人の言葉が信じられない。
小さい頃から親が嘘ばかりついていた、もしくは親の言うことを信じられない状態であったため、「人は嘘をつくもの」と信じるしかなかった。
③予定を立てるのが苦手。
親の状況はいつどう変化するか分からない、不安定な状態で生きてきたために、常にビクビクしており、先のことがわからない状態が当たり前だった。
④否認(あったことをなかったことにする)がある。
親のケンカが、朝になると無かったことになっていたり、否認が日常的にあったため、「紛争→解決」というプロセスを知らない状態にあり、それに慣れてしまっていた。
これらの特徴があるハイリスクファミリーの中で生きるための方法として“親を支える子”になろうとする。
自分が親を支えれば、「家族は壊れない」「他人から褒められる」「母もご機嫌」になる。
これで、親と子の役割の逆転が起こり、ACが生まれる。
「ACになる人の実際は、良い子、静かな子が多い。そして、親は離婚の相談を子どもにするようになっていく」とカウンセラーさんは言っていました。
私の場合、親から暴言や暴力は一切なかったので、①は当てはまらないと思っていました。でも、後々になって、母との共依存関係によって自分の意思は抑圧されまくり、母が何も言わなくても母の思うとおりの言動をする子になっていたので、分かりにくいのですが、コントロールによって暴力を受けるのと同じような心理的効果があったのか・・・と後々学びました。
特に、③については悩んでいました。手帳に予定を書き入れるのがしんどくて、友人との旅行などの楽しい予定も憂鬱に思えて、待ち合わせも基本的に遅刻し、ドタキャンも良くしていまいた。
「自分はどうしようもないルーズな人間」と思っていましたが、これにも理由があり、対策を立てられる事を知ってからは、遅刻もドタキャンもなくなっていきました。
“親を支える子”でいることは、当たり前のことだと思っていました。
この話を聞いて初めて、自分にも「親と子の役割の逆転」が起こっていた事を知りました。
今思うと簡単ですが、家族の中で必死に役割をこなしていた私には、そんな視点持てるはずもなく、この時のカウンセラーさんの話は衝撃の連続でした。
自分の置かれていた環境を、初めて客観的に捉えられたときでした。
「私、こんな苦しくなるのは、当たり前だわ」と、ちょこっと思えていきました。
ある意味、大発見でした。
次に続く。