そもそもこの病気、患者数自体が少ないのに、こんな統計的な話に意味があるのか疑問を感じつつ、それでもやっぱり気になってしまうのが生存率。
軟骨肉腫の場合、家庭の医学で調べてみると、『手術による5年生存率は60%を超えている』と記されている。
治療開始時に遠隔転移がない場合は70%以上とする見方もある。
だが先日、軟骨肉腫の治癒率を50%と記した文献を見つけてしまった。
これは少しへこむ。
放射線や化学療法が効かないことが原因らしい。
同じく、大阪府立成人病センターのHPでも、『5年生存率は約50%』と書かれていた。
別のHPでは『進行は骨肉種に比べて遅いが、進行例や肺転移に対しては化学療法や放射線療法の感受率が低いため、治癒率はむしろ低い傾向にあります』と述べられていて、先生方が肺転移をしつこく心配する理由も納得できた。
生存率は各病院によって大きく異なるだろうし、一概に数字を信頼することはできない。
それに我々がん患者にとってみたら、生きるか死ぬか、2つに1しかないわけで、
60%だの50%だのという数字に一喜一憂する必要もないはずである。
と、分かってはいるんだが、それでもやっぱり一喜一憂してしまうのが生存率。
もういっそ『私は生きる』ってことに決めてしまうのはどうだろう。
自分、そんなに強かないが。