闘志に火が着いた | ちょむくんのナイショ話

ちょむくんのナイショ話

気軽には話せなかったナイショの話を書いていきます

 

手紙を読む!と決めた翌日、プリンターの下に置かれていたはずの手紙が見当たりません。

 

 

「あれ?手紙がない?奥に入っちゃった?」

 

 

プリンターを持ち上げても、封筒はありませんでした。

 

 

え?え?なんで?なんで?アセアセ

 

 

わたしは手紙が消えてしまったことに動揺してしまい、この日は、買い物も行かずに一日中手紙を探していました。

 

夜も、プン太を寝かしつけてから、必死で手紙を探しました。

 

 

 

ない。ない。ない。ない。なーい。

 

 

 

ガチャリ。

 

深夜、玄関が開くと、ショウくんが帰って来ました。

 

 

「おかえり」

 

 

相変わらず返事はなく、わたしの姿は目に入っていないようです。

 

が、そんなことより手紙のことが気になって勢いよくショウくんに訊ねました。

 

 

「ねえ、ねえ!チューブさんからの手紙がないの。なくなっちゃったのよ」

 

 

ショウくんはびっくりした顔でわたしを見ました。

 

 

「手紙!手紙!手紙がなくなっちゃったのよ」

 

 

「なんで手紙が必要なの?」

 

 

「あ、え、なんでって、あの、読みたくなったから?」

 

 

しどろもどろのわたしにショウくんは

 

 

「読まないって言ったじゃん!もういいじゃん!」

 

 

と強い口調で言いました。

 

 

なっハッ

 

 

ムカツクわー!ムカムカムカムカムカムカ

 

 

そもそも読まないなんて言ってないし、読みたいって言ったのに読ませてくれなかったのはショウくんじゃん!

 

 

 

 

 

 

クッソー!そんなに拒否られたら、余計に読みたくなる!

 

わたしの闘志に火が着きました炎(ボッ