アメリカ人が自虐史観から脱却せよというのは驚いた。
自分も勉強不足なのでざっくりと自衛戦争か侵略戦争か考えた。
1894年日清戦争に勝利も、フランス、ロシア、ドイツの三国干渉。
1904年の日露戦争は、ロシアの南下政策を防ぐため。
でも大量の戦費と多くの犠牲者を出した。
だから、日本もロシアに対する防衛ラインが欲しい。
それが満州あたりなのかなって。
そこから黄海まで軍事物資となる鉄がよく採れる。
ロシアと互角に戦えるという機運だったかもしれない。
しかし、自分たちは植民地を多く持っていたにも関わらず、日本に植民地支配を許さない欧米列強。
で、起こったのが1929年世界恐慌。
日本も煽りを受けて1930年~1931年の昭和恐慌。
イギリスは植民地とのネットワーク(ブロック経済)で恐慌を回避している。
植民地を持たない日本はどんどん窮地に追い込まれていく。
多分正解が分からない状態。
そこで1931年の満州事変をどう評価するか??
1930年のロンドン海軍軍縮条約は正当な条約であったか??
この辺が分かれ目な気がする。
日中戦争となるが、中国進出を阻むのはイギリスとアメリカ。
中国国民党の蒋介石を支援する。
北はソ連、南は米英支援の中国国民党。
島国日本はこのままでは消滅の危機ではないか??
米内光政や山本五十六のように海軍には、アメリカと戦いたくない人もいた。
工業力で圧倒的差があるから。
陸軍はロシア(ソ連)の脅威を感じていた。
自虐史観が刷り込まれてるので、完全な自衛戦争だとはまだならないが、中国に対しては侵略戦争で、ロシアに対しては自衛戦争だったのかなって。
複雑に思惑が絡み合ってるから、完全な自衛や完全な侵略では無さそうだ。