商売の本が読みたくなって、ダイヤモンド社:野地秩嘉著:「伊藤忠」を読み始めました。
まだ第2章までしか読んで無いですけど、興味深い!
商売の本としてでなく、歴史の本として。
(ここから数行自分調べ)
1910年代は第一次世界大戦の軍需景気が来て、戦争が終わってヴェルサイユ-ワシントン体制が始まる。
世界は一時的に平和な感じになる。
しかし日本は、欧州の回復で輸出が止まり、不景気に。
さらに1923年は関東大震災。
1927年は失言による金融恐慌。
1929年には世界恐慌があり、その余波で1930年から昭和恐慌。
昭和恐慌の要因は大蔵大臣・井上準之助が金本位制を復活させたのが原因とされる。
欧州各国が金本位制に復帰させた理由は、第一次世界大戦でアメリカに巨額の借金をしていたため、通貨量が膨張し、1ポンド=4.9$だったのが1ポンド3.5$になる。
1ポンドで買える量が少なくなるし、アメリカへの借金返済も膨大なポンドが必要になる。
まだよく分かってないので推測だが、金本位制に戻したのは、金を掘れば掘った量だけ、借金返済に充てられる。
日本も震災で企業や銀行にダメージを負い、大量の貨幣量となり物価上昇したが、徐々に復興需要が増え金融緩和もされ、緩やかに景気は回復してきた。
が、物価は高いからか井上準之助は金本位制にした。
資本家も消費者も金の払いが悪くなり、物が売れない時代になる。
デフレになった。
(自分調べで間違いが多いかも・・・)
ここで「伊藤忠」に戻ると、高橋是清が大蔵大臣になると、金本位制を辞め、円安になった。
これが輸出による大きな外貨獲得となった。
その主力製品は綿製品であった。
紡績工場によって機械で作られた。
で、アメリカから綿花や石油を輸入して、加工して綿製品によって大きな利益を得た。
が、陸軍は満州事変以降、アメリカと戦争しようと言う機運があった。
そのため、資源のある満州国占領、中国南下政策を推し進めていった。
ここに矛盾があるなあと思った。
アメリカと貿易して経済良くなってるのに、軍はそのアメリカと戦おうとしている。
これは個人的感想です。
「伊藤忠」に戻れば、景気回復は人口増加するか、新たなマーケットを開拓することだそうです。
人口減少時代、新たなマーケットを開拓するしかないようです。
今の極端な円安。
原材料を日本でまかなえて、日本で加工して、輸出しまくるなんてこと出来るのかなあ??
日本でまかなえる原材料や、友好国から安くまかなえる原材料で一発当てれないかなあ??
もうちょっと読み進めれば、商売の話が出てくると思う。
面白くなって来た!