慰霊塔があります。
せんだい3.11メモリアル交流館のスタッフの方からも、ぜひ慰霊塔を訪れて手を合わせていただけたらと言われていました。
この観音様は
荒浜慈聖観音 といい
太平洋を背に、荒浜地区にあった街並みを見渡すように立っておられます。
観音様の背の高さは9メートル弱で
この地を襲った津波の高さと同じとのことでした。
観音様のすぐ後ろには
新しく作られたと思われる堤防がありました。
その堤防を登ると
180度に広がる太平洋がありました。
観音様の右手奥にある白い建物が
先ほどまでいた荒川小学校です。
堤防を降りて少し歩くと、
ここに家が建っていたと思われるコンクリートの基礎や、ブロックで作られた壊れて傾いた倉庫や、
津波で折れて枯れてしまった松の木や、
原型が何であったのか分からない鉄骨のざんがいがなどが、そのまま残されていました。
震災後7年が経っても
県道から海側のこの一帯は
ほとんど復興がされていないのですね、
所々で重機の音は聞こえていたし
ダンプカーが何台が行き交ってはいたものの
整地作業はほとんど進んでいない印象でした。