CVポートと発熱とワクチン療法 | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!


*ちょうど3年前、2015年3月〜2017年4月までの、外来抗がん剤治療していた時のことを、思い出しながら書いています。




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膀胱がん遠隔リンパ節転移  T1N3M1
ステージ4

だけど
今は寛解しています〜








2015年(平成27年)

4月9日  
名古屋前立腺センター・温熱療法研究所の上田公介先生の診察を初めて受けて
ハイパーサーミアの他に、
NK細胞&γδT細胞ワクチン療法
を受けることにしました。

ワクチン療法で完治を目指すというよりも、
それまでの抗がん剤治療と放射線治療で
相当のダメージを食らっているに違いないNK細胞たちの元気を少しでも回復させてから
退院後も続くがん治療を頑張りたい、という気持ちがありました。

がん保険で何とか治療費を賄える目処が立ったことや、
少しでも可能性のあるものなら、後悔しないように試したい、という
強い気持ちもありました。



4月9日、30日、5月14日、28日、6月11日、25日
の6回、血液採取をして
それぞれの2週間後に、培養細胞を点滴で体に戻していったのですが、
その際、同時に温熱療法も受けました。




またこの間
4月16日、17日に一泊入院して
CVポート(中心静脈カテーテルポート)の埋め込み手術も受けました。

右の鎖骨下付近に直径約3センチくらい?の
薄くて丸い台形の形をしたポートを埋め込んで、
抗がん剤の点滴はそのポートに専用の小さな針を刺して入れていきます。
ポートを使うことで点滴のルート取りをしなくても良くなるので、患者にとっても看護師さんたちにとっても、とても楽になるのです。

そのポートに繋がっているカテーテルを中心静脈に挿入して、最後にポート本体を皮膚の下に設置しておわり。


部分麻酔で約1時間。
麻酔の注射を少しずつ打ちながらの手術で
チクッとする痛みは何度かあったけれど
そんなに怖がらなくても大丈夫だったなぁ〜
と思いますニコニコ



ただ、どうやら私の身体がポートを受け付けなかったらしく笑い泣き
その後の1ヶ月間、39度近くの高熱を頻繁に繰り返すことになってしまい、
抗生剤や解熱剤を何回も処方してもらったけれど改善せず汗

5月28日、あえなくポート抜去となったのでした



でも、考えてみると
この間にワクチン療法も並行して受けていたので
発熱はこちらの副作用もあったのかもしれません。





で、結果はどうであったか?
なのですが


退院直後のリンパ球は
1.4 、  4.1パーセントだったのが、
ワクチン療法1クールが終わった時点で
6.8、14.5パーセントまで戻りました。

NK細胞はリンパ球の中にいるのです




ただ、他の抗がん剤などと同じで
どんな人にも必ず効果があるとは言えず、
それに自費診療なので高額です。 
私の場合は、ガイドラインの治療は終わっていて
その後の維持療法も、とくに決まりがないというのも理由のひとつでした。

自分の意思で受けようと決めて
効果が無かったとしても、それも自分の責任と思って、それこそ一か八かで受けました。



標準治療を受けることができるなら
受ける体力があるのであれば
まずは標準治療をちゃんと受けて

それにプラスアルファで出来ることを
考えるのが良いのではないかな、
と感じています。