心のお薬と精神科のT先生のこと | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!


今日は精神科の受診日でした。

適応障害の症状についてはほとんどなくなって
お薬の服用なしでも
朝まで寝られるようになりました

ただ、
たま〜に色んなことを思い出したり
ぐるぐる考えたりして
なかなか寝付けなくなってしまうこともあるので
リフレックス半錠を1粒だけ
一日置きに服用しています。



その最後の半錠も
減薬していく方向で調整していたのですが

このブログを書くようになったことや
入院していた季節と重なることもあってか
気持ちや身体の感覚が、あの頃に引き戻される感じがしたり
ひと月後にCTと膀胱鏡検査があることもあって
減薬するのはひとまずお預けにしましょうか、
ということになりました。



処方していただいているお薬のことを
書きました。

今も、心や体が感じていることは 
そんなに変わらないかもしれないなぁ
と、読み返しながら思います。




↓↓↓


昨日のK先生の受診の後、

T先生のところでも20分くらいお話して来たのですが


T先生に、服用している抗うつ剤のことを聞いてみました。



T先生は


「マイコさんは、ガンとこれからも長く付き合っていくことになります。その間に受けるココロの傷も、どうしても多くなると思います」

「このお薬は、そんなココロが受けた傷を修復してくれる作用があります」

「マイコさんが、どうしてももう辞めたい、とおっしゃるか、もう大丈夫としっかり思えるところまでガンの治療が終わるまでは、服用してはどうかと思っています」

と言われました。






ココロの傷を修復してくれる、


T先生はそう言われていましたが
私の中では、少し違う感じがしています。



外側からの刺激でココロがこれ以上、
必要以上に傷つかないよう
薄いベールで包み込んで守ってくれている

そんな感じがしています。



薬を服用しても
ステージ4のガン患者である事実は変わらずそこにあり

一緒に辛い時期を頑張って乗り越えてきた仲間は
ここにはもういないことも
変わりません。


そのことの悲しさ、寂しさ
ココロの傷は

大きさは変わらずまだココロにあるのです。




でも、
カタチを少しずつ変えながら 
自分で抱えていられるように
うまく付き合っていけるように

そのために
お薬に助けてもらって

お医者さまに助けていただいて

たくさんの人たちにも支えてもらっている


そんなことを感じています。





...



このときと違ってるのは
温かい関西訛りのT先生が、他の病院へ異動になって
今はもういないこと。



T先生みたいな先生が
精神科にたくさんいてくれたら良いのにな。

まだ若い先生だけど、温かくて
とっても良い先生だったんです。


決して楽観的なことも言われない代わりに
真摯な姿勢で、きちんと話をしてくれました。

落ち込んで涙ぐむ私に
突っ込みどころがよく分からない冗談を
言っては、笑わせてくれたり
ホッとさせてくれました。




T先生

ほんとにお世話になりました。


あと2ヶ月もしたら
先生が教えてくれた小学校の桜が
また、咲きます。

私、これこらも、何度も何度も
満開になった桜、見続けていこうと思います。


あと何年かしたら

おかげさまで、こんなに元気に
毎日を過ごしていますよ〜

って、T先生に報告するので

待っててくださいね🌸


本当にありがとうございました...!