*ちょうど3年前、2014年12月〜翌年2月まで入院治療していた時のことを、思い出しながら書いています。
膀胱がん遠隔リンパ節転移 T1N3M1
ステージ4
だけど
今は寛解しています〜



やっとの思いでたどり着いたスヴェンソンさんのお店で
まずはカウンセリングを受けました。
医療用ウィッグの説明だけでなく
どんな気持ちで今、いるのか...
そんなことも丁寧に聴いてくれました。
ウィッグにもいろいろあって
100パーセント人工毛のものや、人毛が混じっているものもあります。
人毛100パーセントだと扱いがとても難しくなるため人工毛を混ぜている、とのことでした。
値段は少し高くなってしまいますが
つむじのところがとても自然に見えるものもあります。
毎日人に会う仕事をしていることもあって
悩みに悩んで
人毛と人工毛が混じった、つむじが自然に見えるタイプにすることにしました。
↓↓↓
色や長さ、分け目などを決めた後に
頭の形や大きさを専門の男性スタッフさんが測ってくれて
その日は終了。
後日、出来上がりの連絡が来て
再びスヴェンソンさんへ。
まずは自分の髪の毛を短くカットするのですが
思っていたよりずっとベリーショート!

もう絶対、ウィッグなしでは
誰にも会えない、出歩けない〜〜

おじさん風の髪型になってしまって
ショックを受けてしまいましたが、
その後、出来上がったウィッグを被ってみて
気持ちが少し晴れました

ウィッグを好みのスタイルにカットしてもらい、お手入れの仕方を教えてもらって
ウィッグ専用シャンプーやブラシなどを購入して
お店を後にしました。
ウィッグを買いに行くのが目的だったけれど
ここのスタッフさんたちは皆
とても親切で温かい対応をしてくださいました。
カウンセリングをしてくれた女性は
持病があって
命を繋ぐため、週に何度も通院治療しているとのことでした。
落ち込む私に
「大丈夫、一緒に頑張りましょう
」

と明るく言ってくれました。
地毛をカットしてくれた美容師の女性は
カットの最中に
「私もウィッグなんですよ」と、突然かつらを取ったのでびっくり

「私も乳がんの治療中だけど、こうして元気に働いています
」

と言って励ましてくれました。
頑張ってるのは自分だけじゃないんだなぁ、
病気でも、がんでも
こうして前を向いて頑張ってる人たちがいる
私も、頑張れるかも。
まだふらふらヘロヘロな私だったけど
心の中に温かいものをもらって
あとちょっとで終わる入院生活を
頑張ることに決めたのでした
