*ちょうど3年前、2014年12月〜翌年2月まで入院治療していた時のことを、思い出しながら書いています。
膀胱がん遠隔リンパ節転移 T1N3M1
ステージ4
だけど
今は寛解しています〜
***
・全く眠れない
・ソワソワして少しもじっとしていられない
(寝たり座ったりを何度も何度も繰り返す)
・汗が酷い💦(真冬なのに、薄手のパジャマ)
・手のひらも汗で滲んでるので、
スマホの画面を操作できない

・食欲まったく無し
・体力まったく無し
・悲観的なことしか浮かんでこない

・泣きたいのに、涙がぜんぜん出てこない

...
こんな状態になってしまって

ついに精神科を受診することになりました。
歩ける体力もなかったので
車椅子を押してもらって精神科の受付へ。
そこで渡された問診票に名前を書こうと思ったら...
か、書けない
指に力が入らなくて、
頑張っても頑張っても
読めそうな文字が全然書けない〜



文字もまともに書けなくなってしまったことに
さらに精神的ショックを受けていると
「◯◯さん、診察室へどうぞ」
との案内がありました。
T先生は
この真冬に汗だくになって
薄いパジャマを来て車椅子に座ってる私を見て
「寒くないですか?
」

と言いました。
寒いのか暑いのかわからないです

でも、今はちょっと暑いかも...

と返事すると
「すこーしだけ、窓開けますね
」と言ってくれました。

ほんの少しもじっとしていられないので
体のあちこちをさすりながら
T先生の問診を受けました。
1時間半くらいだったかな、
私、頭がおかしくなりました

と言う私に
T先生は
「おかしくなんてないですよ」
「そういう状況(先の見えない進行がんの治療中)になれば、人は誰でも◯◯さんみたいになって不思議じゃないんです」
と、優しい関西弁で
ゆっくり丁寧に話してくれました。
心理カウンセラー、相談員の仕事で
相談者さんにお伝えしてきたことなのに、
本当の意味でわかってなかったかも

と痛感した私...

T先生は
「◯◯さんは、適応障害と思われます」
と言って
それはどんな症状で、原因はどんなものがあるのか、治療法について等、
絵に描きながらわかりやすく説明してくれました。
T先生は
頭がおかしくなった
と言いながら

少しもじっとしてない私のことを
たまに関西人のノリで面白いことを言ったりしながら
安心させようとしてくれていました。
診察が終わり
リフレックス
メイラックス
という2種類のお薬を処方してもらって
様子をみることになりました。
***
その後、
T先生に処方してもらったお薬を飲んだら
それまで眠剤飲んでも全く眠れなかったのが嘘のように、
朝までしっかり眠れるようになりました

同じ病室のみんなも
私が眠れるようになって、じっとしていられるようになったことを
自分のことのように喜んでくれました、
あの時は、心配かけてごめんね、
本当にありがとう
