精神科のT先生と出会う | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!


*ちょうど3年前、2014年12月〜翌年2月まで入院治療していた時のことを、思い出しながら書いています。

膀胱がん遠隔リンパ節転移  T1N3M1
ステージ4

だけど
今は寛解しています〜



***

・全く眠れない
・ソワソワして少しもじっとしていられない
    (寝たり座ったりを何度も何度も繰り返す)
・汗が酷い💦(真冬なのに、薄手のパジャマ)
・手のひらも汗で滲んでるので、
    スマホの画面を操作できない
・食欲まったく無し
・体力まったく無し
・悲観的なことしか浮かんでこない
・泣きたいのに、涙がぜんぜん出てこない

...

こんな状態になってしまって
ついに精神科を受診することになりました。



歩ける体力もなかったので
車椅子を押してもらって精神科の受付へ。

そこで渡された問診票に名前を書こうと思ったら...


か、書けない

指に力が入らなくて、
頑張っても頑張っても
読めそうな文字が全然書けない〜


文字もまともに書けなくなってしまったことに
さらに精神的ショックを受けていると
「◯◯さん、診察室へどうぞ」
との案内がありました。


T先生は
この真冬に汗だくになって
薄いパジャマを来て車椅子に座ってる私を見て
「寒くないですか?目
と言いました。

寒いのか暑いのかわからないです笑い泣き
でも、今はちょっと暑いかも...あせる

と返事すると

「すこーしだけ、窓開けますねニコニコ」と言ってくれました。


ほんの少しもじっとしていられないので
体のあちこちをさすりながら
T先生の問診を受けました。

1時間半くらいだったかな、



私、頭がおかしくなりました笑い泣き

と言う私に
T先生は
「おかしくなんてないですよ」
「そういう状況(先の見えない進行がんの治療中)になれば、人は誰でも◯◯さんみたいになって不思議じゃないんです」

と、優しい関西弁で
ゆっくり丁寧に話してくれました。


心理カウンセラー、相談員の仕事で
相談者さんにお伝えしてきたことなのに、
本当の意味でわかってなかったかも

と痛感した私...



T先生は
「◯◯さんは、適応障害と思われます」
と言って
それはどんな症状で、原因はどんなものがあるのか、治療法について等、
絵に描きながらわかりやすく説明してくれました。


T先生は
頭がおかしくなった笑い泣きと言いながら
少しもじっとしてない私のことを
たまに関西人のノリで面白いことを言ったりしながら
安心させようとしてくれていました。



診察が終わり

リフレックス
メイラックス

という2種類のお薬を処方してもらって
様子をみることになりました。




***


その後、

T先生に処方してもらったお薬を飲んだら
それまで眠剤飲んでも全く眠れなかったのが嘘のように、
朝までしっかり眠れるようになりましたぐぅぐぅ


同じ病室のみんなも
私が眠れるようになって、じっとしていられるようになったことを
自分のことのように喜んでくれました、


あの時は、心配かけてごめんね、
本当にありがとう汗