友だちが、底なし沼から救ってくれた | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!


入院中、
皆んなになるべく心配を掛けたくなくて

何とか自分で乗り切ろう、
耐えよう、
頑張ろう、

とやってきたけど


治療が進むにつれて
痛さと吐き気で
ほとんど食事もとれなくなって

体力もなくなり
夜も眠ることができなくなって


この先の未来が
はっきりと確信を持ってそこにある
ということが感じられない恐怖と、

そしてなにより
泣けない苦しさで
いっぱいいっぱいになっていました。


そして、
することに笑い泣き




精神科のお薬で
眠れるようにはなったものの、
やっぱり心の中の恐怖心は消えることがなく。


そんなある日、

病室も、廊下の電灯も消えて
暗い廊下の向こうのナースステーションから
電子音だけが聞こえてくる中

底なし沼に足をとられて
もがけばもがくほど
体が埋まっていくような感じがして


私のことをいつも見守ってくれている
お姉さんのような友だち二人に

ヘルプ

のメールを送りました。



頑張ろうと思うけど、
今だけ、甘えさせてほしいということ、
こんな私に「絶対大丈夫!」と声をかけてほしいということ...



そのときに友だちがくれたメールは
今も、大事なお守りです。




***




観音さんは地面から出てきたんだよ
地湧菩薩っていうの

観音さんと一緒にもう一度、
地面から出てきて

私、大丈夫って知ってるよ
本当に
元気にマイコさんは復活します







真っ暗な空間の中に
四角い穴があいて

そこから白く輝く綺麗な光が
まっすぐに入ってくる映像と

「希望」という言葉が見えて

気持ちがすっと軽くなりました 






***


ずっとずっと泣けなかったけど

涙が出なくてとっても苦しかったけど


この日の夜は
泣きました汗


大粒の涙が
頬をポロポロ、ポロポロこぼれて

心の中にぽっと
小さな火が灯って、

友だち、仲間が
私の足をみんなで担いで
底なし沼からすくい上げてくれるイメージが
浮かびました。



ココロが完全復活するのは
まだまだ先のことになったけど、

友だちが
底なし沼から救ってくれた汗


このことがなかったら、
私のココロはダメになっていたと思います。



あのときのこと、絶対忘れないょ
本当に、本当に ありがとう