上司のこと | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!


今日は12月29日。
今年もあと3日。

一年が経つのが早いなぁ〜
今年は夏から仕事がほんと大変だったので
後半戦はあっという間でした


途中で
「もう、体力的に限界
「今年度で辞めようかなぁ...」
と何度も思ったけど、

息子の学費のことがあるのと
3年前まで私の直属の上司だったNさんのことが頭をよぎり、

年末になってやっと仕事も落ち着いてきたこともあって
もうひと頑張りしようかな
という心境に落ち着きました。




その上司Nさんは
とっても体の大きな強面の中年男性。
その上なかなかのゴーイングマイウェイな人物で
仕事する上では、あちこちでトラブルの絶えなかった方でもあるのですが

あまりに人間味がありすぎるせいか
個人的には憎めない上司でもありました



私が膀胱がん転移で入院してから
Nさんは、大きなハッサク🍊を一個だけ持って
何度かお見舞いに来てくれました。

入院していた病院は、面会時間が午後の2時からだったのですが
Nさんは、そんなことは御構いなし。
いつもの超ゴーイングマイウェイな思考で
午前11時頃にやって来ます。

廊下の方から
「だから何度も言ってますけど、面会は2時からでお願いしますっむかっ
と看護助手さんの声が聞こえたときは、
たいていその直後にNさんがハッサク🍊持って現れました

(「俺は職場の上司だから」という理由にもならない理由で押し通してるらしい)


体調が随分と悪くなって来て
座っていられるのも15分が限界という頃にも
Nさんはハッサク🍊を持ってお見舞いに来てくれました。

「15分くらいなら...」と最初に断ってから談話室に行くのですが、
20分、25分過ぎても、Nさんのお話は終わることなく続きます。
「すいません、もうベッドに帰っていいですか?
とこちらから言って、初めて
あー、ごめんごめん
という感じ



そんなNさんでしたが、

ある日、お見舞いに来てくれた同僚から
Nさんが、私がクビにならないよう
上に直談判してくれていることを聞きました。

有給休暇と病気休暇を全部使っても
休みが足りなくて
本来なら雇い止めになるはずのところを、
Nさんが何とかならないかと掛け合ってくれて
条件付きではあったものの
クビにならずに済んだのですぐすん


退院して体力的に仕事を続けていけるか
めちゃめちゃ不安で迷っていたときも
「調子が悪かったらその辺で寝転がっててもいいから、這ってでも来い!」
と背中を押してくれました。


こうして「ながらワーカー」として働けているのは、Nさんのお陰でもあるのだなぁ、
私は、たくさんの人たちに助けてもらって
今があるのだよなぁ、

 

感謝して生きなくちゃ
バチが当たるよね


来年からも頑張ります

カラダ壊さない程度に...ネ