昨シーズンのWEリーグ王者である浦和が挑んでいたAFC女子チャンピオンズリーグ。
順調に勝ち続け、先日の準々決勝で中国の武漢江大と対戦した試合をDAZN観戦しました。
正直、あれだけ苦戦している浦和を久しぶりに見たような気がします。
先制して完全に守りに入ったチーム相手でもなんとかこじあける浦和の攻撃なのに…。
相手は攻守の切り替えが早く、あまり攻めに徹していると危ないカウンターもあるし、
選手たちも身体能力が高いというか、骨太なイメージ。
個人的な考えですが、大陸系と島国系の体格ってどうしても存在してて、中国、韓国などは
男子でも欧米顔負けの体格の選手がいたりするでしょ?
日本の強みってそういう身体能力的な要素を「しなやかさ」で交わしたり、足の長さじゃなくて
回転数で走力を補ったり、重心の低さで倒されないとかで対抗してきた印象なんだけど。
先日の試合は、それがいまひとつ効果が無かったというか…。
サッカーの面白さのひとつなんだけど、攻め疲れというか、攻めあぐねていると、不思議と
守っている側にチャンスが訪れたりする場面をよく見ますよね。
惜しいシーンが続くと得点の匂いも強くなる半面、そのうちやられるんじゃ?と不安になったり。
結局、試合は延長戦も含め120分戦って0-0のスコアレスドロー。
PK戦で勝敗を決める事に。
PK戦て素人からするとだいぶ運の要素を感じるんだけど、そんなことないのかな?
試合中も手に汗握る展開だったけど、このPK戦も凄い展開でした。
相手はPK戦を見越して、延長後半終了間際にGKを交代するほどの周到さ。
海外の試合でたまに見るけど、そんな専門職みたいな存在って国内じゃ聞かないよね。
浦和のGKはリーグ失点率1位の池田咲紀子。
いつも冷静で表情を表に出さないイメージのベテランGK。
相手のPKを止めたシーンでは思わず私も立ち上がりました(汗。
かわいそうだったのは若きストライカー藤﨑。
試合途中から投入された彼女は何度も惜しいシーンがあって「自分で決めてやる!」という
意思を感じる熱いプレイの連続でした。
その分、PKの時は力が入ったんだろうなと…。
皇后杯準決勝の新潟の横山ちゃんの悔し涙を思い出しました。
イトキンこと伊藤美紀が外したあと、大の仲良しの栗島選手が決めた際に走り寄ったシーン、
レッズサポでもない私なのに泣けました(涙。
結局、PK戦を制されて準々決勝敗退したわけですが…。
なんというか、観ていてもこんなに悔しいのに、彼女らの気持ちを考えるとね…。
ゴール裏の浦和サポの試合後のコールが更にジーンとさせてくれました。
決して下を向く必要は無いと思うし、胸を張ってリーグ戦に戻ってきて欲しいです。
そして今後もWEリーグを代表するチームのひとつとして強い存在でいて欲しい。
彼女らはこの悔しさをリーグ戦3連覇で晴らそうとするはず。
今週末の神戸との直接対決が更に楽しみになってきましたね。