レオ・レオニ絵本の仕事展に行ってきました!
往復3時間かけて☆
コラージュやマーブリング、画材も色鉛筆に油絵の具など、
様々な技法を使い、
キュビズムの影響を受けたイラストレーション。
デザイナーとしての間の作り方、時間の表現、色彩感覚。
いいものには直に触れて感じるのが一番ですね(^^)
行ってよかった!
スケジュールを見たら、もうこの日しかないっと思って行きました。
でも、技法や表現力だけではなく、今回はココロにとても響く一日になりました。。。
(今日は長文です~笑)
ご存知の方も多い「スイミー」は代表的ですね。
(フレデリックという方、その他の絵本という方も多いかもですが)
私の大好きな絵本の一つ。
ベスト3に入るな☆
幼い頃は、絵本の世界に引き込まれ、
大人以上に、
沢山想像力をかき立てられたと思います。
みなさんも、幼い頃に読んだ大好きな絵本ってありますか?
そのストーリー覚えていますか?
その時のワクワクする様な感覚など覚えていますか?
印象に残っている絵本って、凄いなぁ!と思います。
大人になった今でも覚えている。
あの感覚を何十年も覚えている事が出来るって素晴らしいな。
きっと、今の自分の一部でもあるんじゃないかな?と思うくらいです。
ということは、お子さんがいれば、それは自分が幼い頃と同じで。
こういう何年経っても色褪せないテーマのある絵本は、
私もこどもがいれば、ますます読ませてあげたいなぁって思います(^^)
国を隔てても通じる絵本というのも、素晴らしいです。
今回のレオ・レオニ展が北九州であったということ。
そして、一昨日、36色のアンコンシャスカラーのセラピー上級コースを修了したタイミング。
私にとっては、この引き合わせはとっても嬉しいものでした(^^)
そう、この「スイミー」に生まれて初めてであった場所が北九州でした。
当時幼稚園の頃は、「読書会」というのに入っていたので、
有り難い事に、安野光雅さんの「旅の絵本」シリーズや数々の絵本に出会う事に恵まれました。
そして、北九州を離れる時にいただいた、好きな絵本が「スイミー」でした。
それから何年もたち、大人になり、色彩を学び、セラピーを学んでいた頃、
絵本セラピーのワークで選んだ絵本がスイミーでした。
登場人物を分け、自分に当てはめてそこにテーマが生まれ、
「この絵本は、自分のこれからの励みになるから、テーマになると思いますよ…」と言われ、
そのとき、温かい涙が出た記憶があります。
戸棚から引っ張りだした絵本をいつでも見れる所に置く様にしました。
自分が辛いときも、この絵本は励ましてくれる。
セラピーを通して、そんなとっておきの絵本へと更に変わって行きました。
それからまた月日がたち、今日がやってきました。
絵本セラピーをしたときは、36色のアンコンシャスカラーのセラピーも学んだ頃でした。
一昨日の上級コースで、私自身も講座を開く許可をいただき、今までの学びを振り返って感慨深いところでした。
展示室へ入って、あいさつ文を読みはじめ、冒頭の説明文を読んで、
私は涙が出そうになりました。
そこには
自分とは何か、自分らしくある事の大切さを学ぶ主人公たちが出てくるということ
自分らしくあることで、自分も仲間も幸せにする主人公たち…
とありました。
自分らしく生き生きとしていることで、そこに集まる仲間達が現れ、喜びが生まれる。。。
わぁ~!こんなメッセージがあったんだなぁって思いました。
こどもの頃にもココロのどこかに刻まれてただろうに(笑)
大人になって、ここ数年でようやく腑に落ちた様な事がここにありました。
でも、私はこの絵本が好きだったんだよね☆
理論でも言葉でもなく、この絵本に引かれる何かが、きっと幼い頃からずっとあったんだろうね~!
スイミーの物語も、何故これを選んだのか?スイミーに惹かれたのか?思った事ありましたが、
それを客観的に今日教えてくれました。
見る側にとっては、どこか個性的かもしれない。
それだけに、孤独を感じたり、困難を乗り越える事もある。
しかし、独自の社会的な役割りを見いだし、仲間とともに解決して行く姿がある。
絵本セラピーで「スイミー=私」だったのは、まさにそうであり、それがメッセージだったのだと、
あらためて教えてくれたのでした。
また、これは、元々デザイナーであるレオ・レオニ氏自身の投影でもあったそうです。
ふと、絵本セラピーをしたときの師匠の言葉を思い出しました。
この絵本は、自分のこれからの励みになるから、テーマになると思いますよ…
幼少期、セラピーを学んで自分も癒してきた時期、そして色々な事が形になりはじめている今
何年もの歳月、本棚の片隅で励ましてくれたスイミー。
ありがとう
レオ・レオニ 絵本の仕事展
~2月16日まで
北九州市美術館分館
リバーウォーク北九州5F
4月26日~6月8日
刈谷市美術館
7月6日~8月24日
宇都宮美術館
(スケジュール、及び参考文献:図録より)