中1二学期の体育祭を頑張った長男![]()
嫌だった体育祭の練習が
終わったのだから
もう元通り元気に学校へ行くだろう![]()
と私は思っていました。
でも、あまり状況は変わらず……
不満ばかりを口にする長男。
いよいよ行き渋りから不登校へ
片足を突っ込み始めました![]()
何とかしなくちゃと思うのに、
私にはなんの知識もないし
どうすればいいのかわかりません。
そんなとき
学校にはスクールカウンセラー(SC)が
毎週来るらしいと知ったのです。
まずはSCさんに会ってみよう
私はSCさんに会いさえすれば
何か突破口が見つかって
すぐに…とは言わないまでも
いずれ学校へ行くようになるんだろう![]()
と期待していました。
この頃の私は
SCさんが
不登校問題解決の正解を持っている!
と思っていたのです。
でも、この頃長男は
クラスで一番仲の良かった友達が
先に不登校になってしまい、
より一層学校に行きたくない![]()
と思うようになっていました。
当時の私は
学校というものは、
●朝から遅刻せず行くのが当然
●早退せず最後までいるのが当然
●病気でもない限り休まないのが当然
と思っていたので、
目の前で起きている
我が子の状況を危機的状況!と捉え、
私が長男を何とかしなくては!
私が長男を救わなければ!!
という気持ちでいっぱいでした。
外敵から子どもを守る
野生動物のような感覚ですかね![]()
そんな状況で
すがる思いでSCさんに話をしました。
でも
何か解決したか?…というと
結論…長男の場合は
何も解決はしませんでした。
SCさんは
長男が困っていることを話すと
うまく学校へ伝えてくださって
一つ一つの問題は
自分達で学校側に伝えるより
スムーズに解決しました。
でも
嫌なことや困っていることを
一つ一つ解決していったところで、
長男は学校へ行くようにはならず
嫌なことや困っていることを
解決することが
不登校の根本的な解決にはならない
ということがわかったのでした。
(長男の場合)
長男は卒業するまでの2年間
このSCさんにお世話になり
たくさん話を聞いていただき、
時には勉強も見てもらい
その時間を
楽しく過ごすことができたようで
学校と繋がり続けるための
大変ありがたい存在でした![]()
不登校に足を突っ込みかけた頃から
私は長男が学校に行きたくない原因を
見つけたくて必死でした。
今思えば
長男が学校に行きたくない理由を
誰かの、何かの、
責任にしたかったのだと思います。
でも…
誰かのせいで、
何かのせいで、
可哀想に
長男は学校にいけなくなってしまった。
私がその原因を見つけて取り除き
再び学校に行けるようにしてあげないと!
と考えている
さも良い母親風な自分と、
私がこんなに苦しい思いをしているのは
長男が学校に行かないからだ!
と、
学校に行けなくて
苦しんでいるはずの長男を
加害者にして
自分が被害者になるという
悲劇のヒロインの自分がいて、
私自身もとても苦しんでいました。
潜在意識で無意識に
長男に依存していた私は
私を安心させてほしくて
長男をコントロールしようと
必死にもがいていたのです。
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