通知表の仕組み。
私は長男が不登校になるまで
通知表の評定が
どういう仕組みでされているのか
あまり気にしていなかった。
普通に学校へ行き、
普通に授業を受け、
普通にテストを受けていたら、
まぁ普通の評定がつくだろう。
なんなら
普通に高校へ行って、
その先も彼が望む進学先へ進み、
普通にどこかへ就職するのだろう。
普通普通普通。
そうだといいな
なんて思っていた。
でも、不登校になったので
いわゆる「普通」ではなくなった。
長男に「普通は~」とか、
「一般的には~」とか言うと、
すごく嫌がられる。
そりゃそうだ。
普通って何?何基準?
この多様性の時代に何を言っているのだ。
申し訳ない…。
気を付けます…。
長男の中学校(地元の公立)では
1学期の初め頃に
各教科の担当教員から
評価の基準が配られる。
項目ごとに
細かく評価対象が記載されている。
このプリント、
長男が不登校になって、
定期テストの成績と
あまりにかけはなれた評価を見て、
初めてじっくり読んでみた。
すごーく嫌な気持ちになった。
中学生ってこんなに評価を
気にしないといけないの?!
気にしなくてももちろんいいんだけど、
高校受験を考えたら
少しでも評価が高い方が良いに決まってる。
なんて息苦しいんだ
まるで全ての行動を
ずっと監視されているみたいだ。
中学生って大変なんだな…
むしろ評価内容なんて
知らない方がよかった。
もっと伸び伸び今しかない時間を
楽しむことは許されないのだろうか。
そして、
先生方も大変だな…と思う。
今の仕組みって先生も生徒も
どっちも苦しいものなのではないだろうか。