現在高校1年生の長男は


中学1年生の2学期から卒業するまで


五月雨登校でした。





休む日もあるけど


数時間、授業に参加できる日もある。





でも私は、この頃も


不登校」だったと思っています。






調子が良くない時には


配布されたプリントを受け取りに


放課後登校をしていました。





長男は


『制服なんか着たくない』

『学校の敷地なんか一歩も入りたくない』


と言っていました。





長男は本当は休みたかったのです。





それでもなるべく、


できる限り欠席にならないように


制服を着て登校していました。







どうして義務教育なのに


そこまでして


長男が登校していたのかというと、





それは出席日数を確保するためでした。






例え放課後だけでも制服を着て


学校へ行くと「遅刻」になります。






長男はオープンスクールに参加して


県立の全日制高校への進学を


希望していました。




我が家のある県の県立高校は

内申点の割合が非常に高いのです。


この条件は県によって違っていて、

内申点が関係ない所もあるそうです。





だから長男は頑張って頑張って、


心を振り絞って


放課後だけでも登校していたのです。






中学校へ行けないのに、


なぜ


全日制高校へ進学しようとするのか。





私は通信制でもいいのではないかと


当時、何度も言っていました。





私が長男の苦しむ姿を見ていられず、


私が耐え難かったからです。





長男は学校へ行きたくなくて


時には腹痛になり、頭痛がおき、


中学三年生の秋には


アトピーも発症しました。





それでも、長男は


全日制高校を諦めませんでした。








長男は本当は学校へ行きたかったのです。




中学校へも行きたかったのです。


友達と一緒に過ごしたかったのです。





学校を休むようになると


『行きたくない』と思われがちですが


『行けるものなら行きたい』のです。






でも、長男は長時間学校にいると


どうしても苦しくなってしまい


学校から離れるしかなかったのです。





小さな不満や不安、違和感が積み重なり


学校や先生への不信感が


心に住み着いてしまったようでした。





長男は当時


中学校以外どこにでも行けました。





本人も


『中学校が嫌なだけだから高校は通える』


と言っていました。





長男の在籍する中学校に


長男は合わなかった。




ただそれだけのことだったのに


私は不安でした。





この不安や苦しみが私自身の課題でした。