来月 大学の卒業式を迎えられるSさんから、卒業式袴のお着付けのご依頼を頂きました。
今日はSさんのご自宅へ。
着付けに準備するものの点検と当日の打ち合わせに行って参りました。
帰り、 長襦袢、レースの半衿、袴をお預かりしてきました。
付いていた刺繍半衿を外して、
お預かりたレース半衿に付け替えました。
そして、袴。
”しつけ糸”を取って差し上げてから、
横2本の畳み線が私はやっぱり気になるので・・・、
シワ伸ばしするべく、
しばらくの間、スカートハンガーに掛けて、”自然シワ伸ばし”を目指します
袴はタンスに収納する際、畳むことで横2本の畳み線が出来ます。
ただ、私は女性の行灯袴の場合、スカート状なこともあって横2本の折り目はない方が美しいですね。
なので、ハンガーに下げて袴自体の重みを利用して畳み線をできるだけ目立たないようにします。
逆に、男性の礼装用に付ける袴は、というと、正確に横2本入った畳み線が殊の外美しかったりします。
折り目正しく折られた和服線。
直線の美を尊ぶ日本人の気質にあっているのでしょう。。