え~と、かなり前になりマスが
「魁(さきがけ)!男塾!」っていう漫画で
武術の達人が言ってたんデスよ。
「どんな物体にもその物の“中心”があって、
そこに衝撃を与えれば、
どれほど硬い物質でも破壊出来ない物は無い」
なんとなくうろ覚えですけど、
でもまぁ大体こんな感じの意味だったと思いマス。
で、その達人は
そんなことをのたまいながら、
転がって来たデカい鉄球の“中心”を正確に拳で叩いて
鉄球をバラバラにしちゃうんですけどね。
そのときは、
なんでこんなデカい鉄球が
突いただけでバラバラに砕けちゃうのさ、
割れるにしたってせいぜい二つ三つってとこじゃないの?
いくらなんでもバラバラっつーのは
やり過ぎじゃね?( ̄∇ ̄+)
…とか理屈っぽく考えた訳デスよ、子供なりに。
ま、当時は
ボクシングで殴られた選手が
武道館の天井まで飛んでっちゃうとか、
結構面白くてデタラメな漫画が沢山あったので
このバラバラ拳法(?)も、そういう冗談の一つとして
それなりに楽しんではいたんデスけどね。
ところで、
なんで今更こんな昔の話を思い出したのかって言うと、
先日ちょっと不思議な事がありまして。
その日、我家のちょっと遅い夕食が終わって
私が食器を洗ってたんですよ。
とりあえず
全体的にモシャモシャと洗います。
まとめて泡を流してからフキンで水気を拭いて、と。
あ、我家には食器洗い乾燥機みたいな
おしゃれな物はありませんので。
オール手作業( ̄▽ ̄ i)
いつもやってることなので
流れるように作業を進めていたはずなんですが
なんとなくボンヤリとしていたんでしょうか、
フキンで拭こうと思って手に取った厚手のライスボウル…
まぁ小さい陶器のドンブリみたいなもんですが、
そいつをツルッと落としたんデスyo。
あれ?っと思った瞬間、
ボスッ!
っていうような、ちょっとありえない音がして
厚手のドンブリが
なんと
一瞬でコナゴナに!
((◎д◎))ゝ
なんじゃこりゃ~!(by 優作)…デスよ。
シンクの深さは15㎝くらいだから、
せいぜい20㎝程の高さから落としただけなのに…。
なぜにこんなにバラバラに?( ̄∇ ̄+)
それに、仮にも陶器が割れたんなら
ガチャン!
とか
バリ~ン!
とかいう音がするもんじゃないのか?
これまで数々の食器を割ってきた(…すんません)私だが、
とにかく今まではそうだった。
チャキン!…とかね。
高い感じの音がするわけですよ、普通は。
下は金属なんだし。
でも今回のは、
ボスッ!( ̄□ ̄)
…ってさ、
何かが地味に破裂したみたいな音。
そしてまるでプチ爆発したかのようなこの飛び散り具合。
おまけに大きい破片がひとっつも無いし。
総てがバラバラ、オール粉々!
ここでピ~~~ン☆と来た訳デスよ、私わ。
これはね・・・きっと偶然に
このライスボウルの“中心”をぶつけちゃった…
って事なんじゃなかろうか、と。
やっぱし物体には中心っていうか“中芯”があるんだ!
達人ウソ言わない。
“バラバラになる”ってのは大げさじゃなかったのだっ。
だとすれば…
針の穴のような(?)その中芯を正確に突ければ、
総てのものは一瞬で
粉々に!((>▽<)) ☆
…………
いや~、不思議だ。
こういう事があると考えちゃいマスよねぇ。
私たちがいつも硬いと思ってる物、
たとえば
岩石とか金属とかセラミックスとか色々ありますけど
そーゆー物って、
実はそんなに硬くないんじゃないか…
って。
いわゆる“硬い”っていうのは、実は
その物をある一方向(ってゆうか次元?)から見た時だけの
自分の勝手な思い込みなんじゃないだろうか。
どんなに硬く見えるものだって、
違う方向(次元)から見るっていうことが出来れば
案外脆いものなのかも知れない…。
たとえば
私たちの住んでるこの地球だって
結構デカくて頑丈そうだけど、
案外ある一点にほんのちょっとした力が加わるだけで
一瞬で
バラバラに・・・
なんてね。
ときどき無性に食べたくなるコーヒー系のスイーツ。コーヒープリンって久々に食べたけど、なんだか懐かしいような不思議なお味。そっか、子供の頃たまに飲ませてもらったミルクコーヒーにちょっと似てるのかも…。