アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件('18年) | Que amor con amor se paga

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映画・本などのネタバレメインのブログです
日常で気になったコトや動画も載せてます。

原題名:Alibi.com

原題名と同じ邦題名にすれば良かったのに、ミョウチクリンな放題

米国と日本が流行ってる映画が同じってコトはあるんすが

フランスと日本の興行収入1位は一致しないよな~qqq

今回もそんな映画、です
長杉題名でも判る通りビデオスルー
ネトフリでも紹介されなかったんだろうか?
アマゾンプライムで無料でした。

現在続編の『アリバイ.com2』がアップリンク系列で公開中なので、前作のこちらをアップ。

主演のフィリップ・ラショーは、日本では『実写版シティーハンター』の出来が『本家』に比べてお粗末杉だった為、日本ではフルボッコにされたので悪名高い。

ラショーが『シティー~』の次に手をつけたのがクリベの当たり作『バットマン(ダークナイトシリーズ)』を、とことんおちょくった『バッドマン』

ジェット・リーの『ターゲット・ブルー』の様に、まんまパクリなのに『本家』よりカッチョブーという仕上がりの映画ではなく(涙)
『ヒーローになりたかった 売れない役者がパクリ映画で大活躍』というありえねー設定。

そんなフィリップ・ラショー、『映画ってオリジナルじゃないとダメ?(何を今更qqqqq)』

…というので、監督主演で作ったのがコレ。

原題名はシンプルなんすが『ヒャッハー』なんて可笑しな邦題名になったのは、ラショーのデビュー作のせいなんだろうなぁ。

ウィル・スミスの『最後の恋のはじめ方』に、 『サンキュースモーキング』の様な時限爆弾が仕込まれている映画になってます。

はいはい、日曜に上級クラスだって明記してあるのに、初中級(ってか初級)の白Tが『ワタシこの列じゃないと嫌なんですぅ~』ってブログ主の後ろに害虫みたいに台置くから、
こういうブラックコメディUPしてみたくなったワケなのです。
日曜のIR、足は勿論自己責任で治してほしいですが、クラス区分も判らない、クラスを強引に変更しようとする輩を追い出す強さぐらい、 いっぱしのIRなら身に着けてくださいよ。

そんなワケで

予告編こちら、あらすじいってみる。



あなたのアリバイ作る会社。でも自分の恋のアリバイ作れませんqqqqq

…なアリバイ会社の男のブラックコメディ、予告編こちら、あらすじいってみる。

グレッグ(フィリップ・ラショー)は、浮気、仕事、遊びなど様々なアリバイ作りをする専門会社を経営。

アリバイ=浮気隠蔽とは限らない。
浮気隠蔽は、依頼の半分以下で、妻の親との会食が嫌なので仕事のアリバイを作り、サッカーの試合を観に行く美術商、 離婚調停中に仕事のフリをしてロスまで飛行機で遊びに行く公務員、
ゲイの彼氏居るのがバレるとファンが離れるので、偽のスキャンダルを週刊誌に売り込んで欲しいと頼む硬派なイメージのミュージシャン、
学校に行きたくないから偽の診断書を書いてほしいと頼む小学校の子供まで様々だ。

が、アリバイ会社=浮気隠蔽がメインの汚い仕事…というイメージは払しょくできないのは事実。

今日も今日で浮気隠蔽依頼が来た。
婚約者両親との顔合わせの日に、既婚子持ちの女と一夜を明かしてしまった男ポール(ノーマン・タバド)からの依頼だ。

そのまま婚約者の家に行ってもブっ殺されるのが目に見えている。

グレッグが考えた手は、ポールが犬を拾って交通事故に遭って車椅子になって、その時にスマホも壊れてしまったという設定。

急場しのぎのアリバイを作り、仕事は成功。

グレッグの仕事は『表面上は成功』していたが、水面下は穴ぼこだらけ。
合法で無理やり成功させたものもあれば、たまたま運がよかっただけ、依頼主が激怒する前に金だけ受け取って逃げ切っただけという、 際どいものもいくつかあった。

長年の相棒オースティン(ジュリアン・アルッティ)は、そんなグレッグを呆れ顔で見ている。

ゲイのミュージシャンMCストーマ(ジョーイ・スター)から、偽のスキャンダルを売り込んで欲しいと依頼された時は、別れた腐れ縁のセフレ・クララ(アリス・デュブロー)を当て馬にした。

腐れ縁でこれ以上付き合ってられるかとクララはオースティンが引き止めるのも聞かず、グレッグの会社を辞めてしまう。
ほぼ入れ替わりで入ってきたのが、務めた所は半年続かないというイスラム教徒のメンディ(ダレク・ブンダイ)だった。

経歴書が立派なのに半年も続かないのは何故というグレッグに対し、仕事に対する刺激が欲しい、退屈な仕事は飽きた、ここなら面白いと思ってというメンディ。
背に腹はかえられないグレッグはイスラム教徒を嫌がるオースティンの意見を退け、メンディを雇う。

浮気隠蔽依頼が多くなってきたので、浮気隠蔽依頼は断ろうと思っていた矢先、グレッグの事務所にジェラルド(ディディエ・ブルドン)という男がやってきた。

ジェラルドは『ある男に代わって依頼をしたい』と切り出したが、話の流れからして、どう考えても

お前の不倫隠蔽なんだろqqqqq

と、バレバレ。
バカバカしいと思いつつ話を保留にするグレッグ。

仕事の帰り道、グレッグは思わぬことで、ジェラルドの娘フロー(エロディ・フォンダン)と知り合い、恋に落ちる。

今までの人生を嘘八百、口から出まかせで乗り切ってきたグレッグにとって、最大のピンチが目の前に迫っていた…。

以下ネタバレです。

フローと知り合ったきっかけ、つーのも、グレッグがジェラルドの依頼を引き受けるかどうしようか迷っていた帰り道、森の中で木にリールを巻きつけられて放置されているビジョンブリーゼを見つけたことから始まります。

誰かが捨てていったと勘違いしたグレッグはリールを外したんすが、リール外した途端、反対車線走ってきたBMWに、はねられるんすよ、ビジョンブリーゼ。

運悪くその時にジョギングから戻ってきたのが飼い主のフロー。
グレッグは、自分がリールを外したのが間違いだったと謝らずに

リールが緩くなってほどけたかもしれないよね~

…と他人事みたいに言うのです。
フローにとっては大事な犬で、お名前はルーシーなんですが。

グレッグにとって、大事なのは自分自身という、オコチャマな発想なのは、フローとのデートでも判ります(涙)

フローは、自分のインスタをフォローしてくれる男性がウソをついてないかどうか、自分を大事にしてるか、やらしい目的じゃないかどうか、ルーシーを連れて来て、お世話させる…のです。
ルーシーが嫌がったら、アウトという。

たまぁに飼い犬に、ずっと楯突かれているという人の話を聞きますが、そういう人って、人間性に問題あるんじゃぁないかと思います。

で、フローはルーシーを連れて、グレッグをボウリング場に誘うのですが、ま~グレッグは、ボウリングにさらさら興味もなく、レーンにルーシーを投げ込むという暴挙ぶり。
…ルーシーがボーリングのピンを全部倒した後、レーンに普通に戻ってくるのが、ブラック杉…と思うんすが(汗)

この時グレッグはフローに『どこに勤めているの?』と聞かれて、出まかせで『航空会社』とウソをついてしまいます。
今までの人生、彼は良く見せようと思って、大風呂敷広げるのがクセになっていたんでしょうねぇ、はぁ。
広げた風呂敷は後で回収しないといけないので、大変なんですが。

案の定、彼の見元のウソはフローの父親がジェラルドだったことから、あわやバレそうになります。

が、ジェラルドも弱味を握られているので、どうしようもない。
グレッグは『娘の為に依頼を取り消せ!娘ほどの年の地下アイドルに貢ぎまくって不倫してる親なんてどこにいるんだよ!』 とジェラルドに説教垂れるのですが、ジェラルドも『お前も素性明かされたくなかったら言う事を聞け!』と目くそ鼻くそ笑うの戦いが始まります(涙)

ジェラルドの依頼は不倫隠ぺい。
不倫相手は娘ほどの年の地下アイドル・シンシア(ナウゴル・マダーニ)

娘と正反対でグラマーなアフリカ系。

私は贅沢は望まないと歌いながら、ジェラルドにはドンペリや花束をねだる、パパ活地下アイドルだった(あげ)

フローの母親の話だと『記念日にいつも家に居ない父親』だったというのだから、こんな感じでしょっちゅう煽てられてはパパ活に引っかかっていたのかもしれん。

グレッグはジェラルドからの依頼を引き受けていいものか、どうかギリギリまで悩んだ挙句、ジェラルドとパパ活アイドルシンシアは引き離す方針にします。

何でかというと、ジェラルドがパパ活、しかもこの女に入れあげてると知ったらフローが哀しむだろうなぁ、というグレッグの考えで。

そうなるとグレッグの『航空会社に勤めています』という口から出まかせも何とかしなくちゃいけない。

そこでグレッグはタンザニアに出張したことにして偽造パスポートも作り、フローとスマホで通話する時は背景に砂漠の写真つけたり、動物園のシマウマと一緒に撮ったりと工夫するのです。
ま~、そんな事したってバレる時にゃーバレるんだろうけどqqqqq

フローにウソつきながら、フローが傷つかない様に、ジェラルドのパパ活相手シンシアを巧く不倫先のカンヌのホテルから追い出さないといけないんすが

こういう女はシブといので、なかなか出て行ってくれません(号泣)
うれねーんだから、身の程弁えて荷造りして出て行けよwwwっても出ていかねーんすよ。

グレッグはメンディと共に音楽エージェントのフリして、シンシアに貴方はパリでの活躍を期待されているとベタホメして、何とか追い出そうとします。
シンシアもシンシアで 『それだけ有名なら、ラ・フィヌとも友達よねぇ~』とクソたら、ふっかけてくるのです。
下↓ですが当本人が出てます映画に。



グレッグはシンシアの信用を得るために、全く面識のないラ・フィヌの面々に話しかけに行くのです。向こうは『なんだぁこいつ』なんですが。
で、『オレたちのメシ代おごってくれるんだよな』と大変な出費払わされることになります。

嫌ですねぇ、VIPルームや、VIPルームの『近く』に居るだけで『同じ人間』になれると思う痛い人。
フマキラーかけて、叩き潰して、火でもつけて燃やしておかないとダメですよqqqこういうのはqqqq

この女追い出すのに、アリバイドットコム一同、一苦労します。
でもってジェラルドも、シンシアにおねだりされたドンペリを持って帰ろうとしたら、途中で娘と奥さんが同じホテルにブッキングしてるのに気づき心臓が止まりそうになるのです。

何でそんなコト起きるんだ!
と冷や汗ダラダラのジェラルドなんすが、フローは前から父親がパパ活に引っかかってるのではと疑心暗鬼で、パソコンから親がどこのホテルを予約したのかチェックしたのでした。
意外なところマヌケでしたな、このオヤジ。

でもってオヤジが同じホテルの別の階に部屋を借りていることもつきとめたフローは、浮気現場を突き止めようとするのですが、肝心のシンシアは旅立った後。
室内はホテルコンシェルジュに、なりすましたオースティンと父親がいるのみ。

パパ活女一人、カンヌから追い出すのに命がけかつ病院送りになってしまったグレッグ。
目が覚めるとフローの怒り顔。
そりゃぁ客室乗務員なんてウソついていたんだから、しゃぁないわな~
君が心配になってタンザニアから戻ってきたんだ~っても、偽造パスポートだから信じないよなぁ~

その一方、騙されても最終的にグレッグに依頼して良かったと言ったのは、ジェラルド。

最初はパパ活相手のシンシアと別れるつもりはなかったけれど、今回の一件で、妻の素晴らしさに気付いた、君のおかげだった。

…手紙にピンクのマカロンも添えてある。
この一件以来、毎日の様に、妻に花束攻撃のジェラルド。

めでたしめでたしかと、思いきや、事は終わらない。

事務所に軟禁状態にしていたシンシアが、パソコンを持って逃げだし、事務所にあった顧客データをネット上に流出させてしまったのだ。

顧客のウソがバレた事で、顧客の私生活?
嘘も方便だった生活が狂うのですね。
パパ活女一人狂ったせいで。

ゲイのミュージシャンは客がゲイゲイしい男数人しか来なくなって(涙)
親の不倫の元に学校に通っていた男の子は全寮制の学校に入れられる。
生活がどんどん狂うのです。

ウソが何よりも嫌いなフローもグレッグの前から去っていき、仕事がなくなったグレッグは、今までの様な仕立てのいいジャケットを着るのではなく、 くたびれたGジャンを着て、フローに手紙を書くものの送り返されてくる始末。

この落差『フォーンブース』を思い出す。

シンシアが流した情報のせいで『浮気隠ぺいがメインの仕事』と思われたグレッグ。
面が割れてしまい路上でゆっくりとくつろぐことも出来ない
フローが家族と共に公演で散歩していると、チンピラに囲まれているグレッグを見かけます。
もう浮気隠ぺいやアリバイ作りの会社は辞めたんだというグレッグですが、チンピラは絡んでくるのです。

近くの倉庫に連れ込まれ、フルボッコになりかけた所、フローが助けに来るのです、が!

グレッグ渾身の回し蹴りがフローに当たってしまいます、ってか今まで絡んでいたチンピラどこに行ったんだ???

映画の最後はフローとグレッグが何故か『これからは仲なおりの会社たちあげようか』と意気投合する所でおわり『かけ』るのですが、グレッグの肩越しに、フローが気になる看板をみかけます。
さっきグレッグに絡んでいたチンピラが『仲直り.com』の宣伝CMに使われていたのです。

…グレッグにケンカふっかけた『フリ』して、フローと仲直りさせたんでしょうねぇ。
依頼主は、フローの親かもしれませぬ。

嘘も方便とは言うのですが、映画の中でグレッグが『口先から出まかせでつく嘘ついてる』ての?
自分自身を好きになれないから、口から出まかせでウソも言えるのだろうし、自分より弱いモノやコトは粗末に扱えるんだろうなぁと。

自分を大きくみせたいために大風呂敷をひろげているんだろうけど、それってやってると自分自身の首を絞めるのだろうし、いい人間に巡り合う機会すら逃してしまうのだろうし。

今週から公開になるこの映画の続編。
グレッグとフローは結婚するんすが、グレッグのクセ強すぎる親が問題となってきます。
いやまぁ、そこはウソつけないだろうし、どうなんのかなぁ~と思います。