グッド・ウィル・ハンティング(原題名:Good Will Hunting) | Que amor con amor se paga

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ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、マット・ディモン、共通点はなんだろうか?

ハーバード中退で有名になった人である


ハーバートを卒業しても有名なんかなれっこないわよ、この大学にいる間に人生に疑問を見つけて大学を捨てるぐらいの『何か』を見つけるぐらいじゃなきゃね、というのがハーバートの学生が持つ意見なのだそうだ。

マイクロソフト、フェイスブック、ハリウッドドル箱スターは、ここで何を思ったのだろうか



マット・ディモンの映画公開中+それを知るという意味で、この映画ざんす

'97年の3月に松竹の映画館にみにいっとるから、調度卒業シーズンでんな

予告編はこちら、あらすじいってみる




ウィル・ハンティング(マット・ディモン)はコソ泥や喧嘩沙汰を起こし、仮釈放プログラムの
一貫としてMIT(マサチューセッツ工科大学)の用務員職に就いていた

仕事が終われば親友のチャッキー(ベン・アフレック)、モーガン(キャセイ・アフレック)、
ビリー(コール・ハウザー)と街へ繰り出す

仲間うちでだらだらとすごす毎日に満足していたものの。心の隅では物足りなさを感じていたウィルだった


彼は人の数十倍の速さで本の内容を理解し、難解な数式も一瞬のうちに解いてしまう。ある日
数学教師のランボー(ステラカルスケード)は黒板に書き出した難解な数式を解いたのが
ウィルだと知り、彼を自分の監督下で自由にすると申し出る



その条件は二つ

週2回ランボーの研究室で勉強すること、もう一つはセラピーを受けることだった。
ウィルはランボーが解くのに何日もかかる数式の難問をいともたやすく解き、セラピストは
ことごとく理詰めで追い返した

困り果てたランボーは大学時代の友人で今はコミュニティ・カレッジの講師をしている
ショーン(ロビン・ウィリアムス)をウィルの担当セラピストとして呼び寄せる

最初のうちは断り続けてきたショーンだが、里親のもとをたらいまわしにされ虐待をうけた
過去を持つウィルの姿の中に自分を見たショーンはその役目を引き受けることにする



ショーンとの最初の面談の日、ウィルは彼の研究室にかけてあった絵から、言葉巧みに
ショーンを分析して彼を怒らせてしまうのだが、ショーンは不思議とウィルを拒否することは
できなかったのだが・・・



この映画で一躍メジャーになったマット・ディモンでしたが、その時の印象は
『ハーバード出身のインテリ俳優』ってのがありました。

映画の中で、マット・ディモン演じるウィルは過去のトラウマにとらわれるばかりに
宝の持ち腐れになっている学生を演じています、そこをどう脱皮していくのかがこの映画です。

実生活でも親友のベンアフがいい意味で主人公を見守るエエ役とイイセリフをいっております。



But you know what the best part of my day is? For about ten seconds, from when I pull up to the curb and when I get to your door, 'cause I think, maybe I'll get up there and I'll knock on the door and you won't be there. No goodbye. No see you later. No nothing. You just left. I don't know much, but I know that.

(おれはこう思ってる、一番のスリルはお前んちの玄関にいく10秒前、ノックしてもお前は出てこない、何の挨拶もなくお前は消えている、そうなればいい)


過去にとらわれて旅立つことを恐れている親友のウィルを傍らでみているベンアフ演じるチャッキーは
何気にツルみながら、ある日突然自分の親友がステップアップすることを望んでるシーンなんすねぇ



映画の中にはウィルを取り巻くように『過去の自分から旅立てない』人間が何人も出てきます。
彼を見込んだ教授のランボーもそうであって(汗)

彼を発掘するきっかけになった『廊下の黒板に書いたフーリエ系の問題』について、
あれをといたものは学校内の新聞に名前が載る、同じ問題を解いたのは数学界の権威、フィールズ賞
数学者、高名な宇宙物理学者、そしてわびしい教授だと自分を揶揄するわけなのだ。

もっと上をと『技術』ばかりを追い求めていても自分自身に何も残らなかった教授は心の中に
むなしさを感じていきていた、そこにウィルが現れた、彼にとってウィルは恐怖であったと同時に
自分の存在意義も考えさせる人間だったのかもしれない。



まー出てくる人間が人間全員孤独なワケですが、ミョウチクリンに片意地はってるわけですねぇ。
そこをぶつかりあっていきながらすがすがしく生きていくのがいいわけで。
生き方や考え方が違う人間のいうこと同士でも吸収して、判りあうのは人生経験の一つという
考え方は向こうならではなんでしょうね。

なんで日本人は、コトにおばさんは似たもん同士が固まって、自分たちの範疇の及ばない人間が
少しでもやってきたら

『あの人はああなんだから』『あの人は判らないから』『ちょっと離れてくれない』なんでしょうねぇ。


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