大抵のダンス映画は『フラッシュダンス』みたいに支離滅裂なカット割になってたり、『ダンシングヒーロー』みたいな苦行モノになってたり、『スティンアライブ』みたいな『アメリカンヒーロー』的、『リトルダンサー』のようになってたり…で、普通にダンス楽しみ映画って少なかったりします
- ダンス・ウィズ・ミー [DVD]/チャヤン,クリス・クリストファーソン,ヴァネッサ・ウィリアムズ
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話の舞台はテキサス・ヒューストン。
ボールルームダンスイントラ(社交ダンスイントラ)のルビー(ヴァネッサ・ウィリアムズ)は6年のブランクを経てLAで開催される世界選手権に出ようとしていたがパートナーとの息もあわない。
そこにスタジオ経営者のジョン(クリス・クリストファーソン)が自分の父親かどうか確かめるために来た青年ラファエル(チャヤン)が現れる。
で、普通の映画ならラファエルとルビーがコンビくんで選手権でるんでしょ?・・・この映画そうは問屋が卸さない。好きなことと勝つことは別というのを目の当たりにされる。
ダンスが生活の一部のラファエルと勝つためのダンスをやっていたルビーではステップがあわない。
最終的にルビーは勝つために、かつてのパートナージュリアン(リック・バレンスエラ)と組み、ラファエルは新たに組んだペアで大会に出場する。
好きなことと勝つことは別。
選手権を終えたラストシーンでラファエルとルビーが二人だけでダンスを踊るシーンは『ありきたりのダンス映画』にありがちなものじゃなくてよかったです。
この映画、ダンスコンテストのダンスシーンが40分近くありますが、若い人からオバチャンまで踊る踊る(笑)
チャヤンはリッキー・マーティンとならんでプエルトリコでは有名な歌手
何より、この映画、他のダンス映画みたいに『ダンス苦行』じゃなくて『ダンスは楽しい』が描かれていること。
ダンス系好きな方にゼヒ。