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前の『ザ・エージェント』じゃないけど、
『だめんずそんなにアカんのかい!』ってなワケないワケで(笑)
『だめんず』演じさせたらピカ一のアダム・サンドラーが
キュートかつ一生懸命なラブコメを演じた映画の紹介です
日本で公開されたのは'98年の2月。東映系の小さい劇場です。
『バレンタインデーからホワイトデーに見るとシアワセになれる』という
ジンクスまで飛び出した映画でした
本国アメリカでは『見ると必ず幸せになれる(LA Times)』といわれたそうで
話の舞台は'85年(爆笑)
悪趣味バブリーファッションがはやり、ルービックキューブと
ダイエットコークがはやり、地価高騰し、こっぱずかしい
ロックンロール全盛期
プロのミュージシャンを目指すロビー(アダム・サンドラー)は
しがないウェディング・シンガーとして生計を立てている
たま~にボイストレーニングにくるオバアチャン、ロージー
(エレン・アルバーティーニ・ダウ)はレッスン料の代わりにと
お手製のミートボールを『タッパーにもいれず』手づかみで持ってくる(おい)
人を幸せにする職業をしていながら、自分には全く縁がないロビーに
やっと結婚話がやってきた
そんな時、ロビーは結婚パーティ会場でウェイトレスとして働く
ジュリア(ドリュー・バリモア)と知り合う
『貴方の式でもウェイトレスをするわ』
『君の式でも歌を歌うよ』
お互い意気投合したそのときはまだ友情どまりだった・・・
が!ロビーの結婚式の当日、花嫁のリンダ(アンジェラ・フェザーストーン)は
現れない(号泣)
『アタシが愛していたのは6年前の輝くロック歌手だったロビーよ!
落ち目のウェディングシンガーじゃないし!』
そ…そんなあんまり。
あまりのショックにその後引き受けた仕事で、ロビーはとんでもないことを
しでかしてしまう。
これがまたDAIGOが元カノを追っかけてロンドンに行ったときと
話が似てる(爆)
元カノから連絡を貰ったDAIGOちゃんはルンルン気分で一週間分の荷物つめて
飛行機のったそうな。
が、現地について待ってたのは冷め切った元カノの顔。
これはマズいと引き返したDAIGO
行きしの飛行機の中で作ってた曲の歌詞はスーパーポジティブなのに
帰りしの飛行機の中では
『限りないブルーがボクを襲う』って歌詞に変わるか!
それじゃぁないけど、リンダにこっぴどくフラれた後に引き受けた仕事で
サンドラー演じるロビーはトンデモな歌を披露する。『前半はルンルンで作ったんだけど、後半は地獄いきなんだ』と
それがまた、後半の歌詞が『Somebody kill me pleaaaase~!(誰かオレを殺してくれぇぇぇ!)』と
鼻声で泣き叫び、愛なんてクソッタレと暴言を吐き、
結婚式をおじゃんにしてしまうのだ。
そりゃぁそうだなぁ、自分の結婚式おじゃんになって他人様は祝えないわな
で、やっとこすっとこ落ち着いた頃に、ロビーはジュリアの結婚式の
準備を頼まれるんだけど
彼女の婚約者はウォール街のヤリ手の銀行マンのグレン(マシュー・グレイブ)
結婚式のことは彼女に任せっぱなし。
が、ロビーはグレンがとんでもない浮気性で、ジュリアは
『家でこじんまりまってくれるお嫁さんだから選んだ』と聞いて仰天する
おいおいおい!コイツなんかでいいのかよ!
どうなっちゃうの?てなワケで
単純なラブコメに'80sが懐かしい人なら『ブブッ』とフキだす
悪趣味な小道具がたくさん出てきます。
HDD+Blue-rayDVDプレーヤーか?と思うぐらいドデカイ
タダのソニーのCDプレーヤー(爆笑)
あんなドデカイのにCD一枚しか入らないの?とホントに思うよ(汗)
ちなみにCDプレーヤー、我が家に初めてきたのは父親のゴルフの優勝商品なんだけど
最初に聞いたのはM.Jacksonの『Wanna be startin' something』
映画の中には『ス○ラー』のコスプレをしたロビーの親友役の
サミー(アレン・コバート)がテカテカの'80sキャラを演じてます
極めつけがパンクロック『ジェネレーションX』のヴォーカリストで
'80sのある意味象徴のビリー・アイドル本人が意外な所に出てくる所
ハイブロウなコメディを要求するSNL(サタデーナイトライブ)の中で
よちくさいキャラをわざと演じて、『サイテー』とヤジられていた
サンドラーの名誉挽回作でもあり見やすい作品でもあります。
人をシアワセにするのが自分の仕事、という方、いかがでしょうか?