金銭的にケチ、というか財力こそ毒親が子供に持って欲しくないものの一つ | 毒親(父)の毒が連鎖してしまった毒親Jr.の呟き

毒親(父)の毒が連鎖してしまった毒親Jr.の呟き

毒親(父)に育てられました。そしてその毒が連鎖がし毒親Jr.となってしまいました。そして、ゲイです。
しかし40代前半の頃、それを克服する出来事が起きました。
トラウマを克服するまでの約40年間に関して、
思いつきで綴っていこうと思います。

大学を辞めさせられてからというもの

兄も実家暮らしだったにもかかわらず

私だけ「家賃」を入れるよう命令が出ました。

兄は大学生でしたが、私はもう退学したので学生じゃない

という理由です。

 

退学されられてからというもの毒父の口癖は

「お前、これからどやって生きてくつもりだ!」

でした。

お前が退学させておいて何言うか?!と今なら思いますが

当時は洗脳真っ只中だったので

父からこの言葉が発せられる度に

ただただ焦りで胸が締め付けられる一方でした。

 

父はあらゆることに関して

常に先を急かせて私に心の余裕を持たせることはありませんでした。

実際に、入院前に家を追い出された時も期限付きでしたから

心ゆくまで就職活動もできず夜の新宿2丁目でのバイトで

生きてゆく選択をせざるを得ませんでした。

そして、今回も「どうするんだ!」攻撃で私を追い出す作戦でした。

 

私は例のパソコン専門学校への入学が不可能と分かったので

ロンドンへ留学をする道を選びました。

そのことを父にも話すと

「いつから行くんだ?さっさと行け!」

という具合です。

その後は出国日が決まるまで

この言葉が呪いの言葉になりました。

 

幸い、頼りにしていたロンドン在住の友人が

ビザの関係で一時帰国していたので

一連の話をすると

日本⇄イギリスでやりとりしていると時間がかかるから

(97年という時代はまだメールが普及していませんでしたw)

その友人の口座に学費等を振り込んで

彼がロンドンへ戻った際に代理で入学手続きをしてくれることになりました。

そのおかげで、私は留学を決めてから3ヶ月後には

ロンドンで生活を始めていたのです。

 

で、重要な話は毒親の件ですね。

まず実家に納める家賃ですが

翌月分を前家賃として納めていたので

出国月はもう住んでいないので不要なはずでした。

ところが、いつも間にか

家賃は新月に前月分を納める仕組みに話がすり替えられており、

父は1ヶ月分ちゃんと払ってから行け!と譲りませんでした。

少しでも私の留学資金を目減りさせたいのです。

(念の為お話ししますと、私は全額自分の貯金で留学しました。)

 

ところが今度は私を心配する様子で

「外国の航空会社だと心配だから日本の航空会社のチケットにしろ。

その代わりチケット代は出してやるから。」

と、こちらがビックリするような優しさを見せたのです。

それならば私もチケット代が向こうの生活費に回せる!と嬉しくなり

日本の航空会社のチケット代を伝えると

「そんな高いのか?!それは出せない。」

と・・・。

結局、私は実費で韓国航空のトランジット有り、

1年オープンの往復チケットを購入しました。

(何なんだよ・・・)

 

併せて、クレジットカード作成に関しても一悶着あったのです。

当時は今と比べて簡単にカードが作れる時代ではなく

私のような無職、学生でもない、親の保証もない立場では

到底作れない敷居の高い代物でした。

しかし、唯一私でも大丈夫だったのが

シティバンクのクレジットカードだったのです。

口座維持費として常に30万円(だったかな?)を入れておくという仕組みが

信用につながり口座名義人がクレジットカードが作れたのです。

この30万円のことで渡英後に父がまた私に吹っ掛けてくることになろうとは

その時はまるで思ってもいませんでした。