怒る<叱る<褒める???(3) | 選択理論マニアのためのトリセツ

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心理カウンセラー渡辺奈都子が選択理論に関するマニアックな気付きを書いているブログです。

こんばんは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。


こちらの記事は、 (1) (2) からの続きです。



さて、昨日のお題・・・


教えることを目的にしながら、

最も外的コントロール寄りに配置される関わり

とは・・・






それは、体罰 という名の暴力的関わりではないでしょうか。



「体罰」は「暴力」ではない!という人もいます。
それは、「体罰」には必ず「理由」があるからと…



その理由とはなんでしょう。

親の思いや責任?子どもの成長に必要な躾?


それでもやはり、
いま出来ていないことを 教えようとしている のでしょう?

(痛みという道具を使いながら…ムチ!






私はここで体罰の是非(必要かどうか)を論じるつもりはありません。

ただ、前述のこのベクトルで考えたとき・・・

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体罰を用いることは、
外的コントロールの頂点に配置される関わりだということです。



なぜなら背後には、しっかりと

外的コントロールの第三信条が据えられている からです。
     下 下 下

「私は正しいことを知っている。
そして間違っている相手を正すことは私の道義的責任である」


この信条に基づいて、
相手をコントロールしようとする関わりの最たるものが
体罰であろうと私は考えています。





さて、体罰ほどは激しく(?)なくても
上記の第三信条にのっとった関わりを他にもあげてみると・・・


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こーんな配置になるでしょうか。
(微妙なところはちょっと変わるかも…。批判すると叱るは逆かしら…?)




グラッサー博士が、致命的な7つの習慣 と名付けたものは、
すべてベクトルの右側に配置されると考えられます。
(だって、外的コントロールの関わりの中から、抜粋した一部が致命的な7つの習慣やからね顔文字




ですから、何かを教える役割を持っている方(親、教師、上司等…)が

外的コントロールはよくないですビックリマーク
致命的な7つの習慣を使わないようにしましょう!!

・・・みたいな形で選択理論を学んでしまうと汗

なんだか(まるで手足がもがれたように)動きがぎこちなくなって
「もう何をしていいのかわからない焦る」状態になってしまう
んですね。




選択理論を学ぶときに重要なことは、

この右サイドのことを止めることに注目するのではなく、
自分の関わり方を左サイドにスライドさせていくことです。


そのためには、このベクトルの左側に並ぶものを
検討する必要がありますね…。




・・・ということで、続きます。


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