ロールプレイをしながら思うこと | 選択理論マニアのためのトリセツ

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心理カウンセラー渡辺奈都子が選択理論に関するマニアックな気付きを書いているブログです。

こんばんは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。




さて、先週末は東京での基礎プラクティカムを担当しておりました。


そして、夜はロールプレイの学習会。

来年の1月には中級講座、
2月には上級講座が控えているので、
間接スーパービジョンに入っている方々が20名も来てくださって
おおいに熱気が感じられる時間でした。

基礎プラクティカム&上級プラクティカムを終えている方で
来年のステップアップを目指している方は、早めに取り組んで推薦を得てくださいねー

以上、業務連絡☆^^;





ロールプレイの臨床演習をしていると
よく聞かれることなのですが、

natsukoさんは、ロールプレイしながら何を考えているんですか?


んっ…とはてなマーク 何考えてるかなーーーえへ・・・




特に、常に意識している思考回路話変わるよォ↑↑があるわけではないのですが、

私がクライアントさんの話を聴く時に
とても役に立っているのは、

「すべての行動には目的がある」

という選択理論のエッセンスです。


だから、ただ単にクライアントさんの
辛い話泣くや腹が立った話顔16を聞き続けるのではなくて、
(↑これはクライアントさんの【知覚された世界】ね)

顔文字(+´・_・`+)ン?それで、この人はこれまで何をしたんだろう?なんでやねん!

顔文字(+´・_・`+)ン?どんな目的でそれをしたんだろう?!!

顔文字(+´・_・`+)ン?それをしなかった(言わなかった)理由はなんだろう?walk*

という、

クライエントさんが 今に至るまでのストーリー を聞かせて頂くように質問します。


注)これは過去に遡るということではなくて、
いま望んでいる願望に対するその方の試行錯誤の経緯を探る感じです。





そして、特にロールプレイで重要なのは

「何の目的でカウンセリングにやって来たか?」
(ここでどうなったら or 何が得られたら、来た甲斐があるか?何?

ということです。


臨床の場合は、クライアントさんが自然にそれを話すことが多いのですが
ロールプレイでは、ぼーっと聞き入ってしまっていると(笑)

「今日、ここに来た行動の目的」があいまいなまま、
時間ばかりがすぎて、

カウンセラー役が勝手に
“クライアントさんの意図”を推察して迷路に入って行く・・・理解不能
ということが少なくありません苦笑



「すべての行動には目的がある」

でも、その目的はご本人に尋ねてみないと分からない場合もありますそうか…。



怒「職場の上司が横暴で仕事がやりにくいんです」

むかっ「部下が仕事ができなくてイライラするんです」

(-゛-)「夫が私の話をちっとも聞いてくれなくて腹が立つんです」

がーん「子どもが学校に行きたくないと言い出して困っています

・・・・


このような 困っている状況や不快な気分を聞きながら
どうすればクライアントさんのお役に立てるだろう?? と考えることは重要なことですが、

「その状況をどうしたいと思っているか?」

のオーダーはクライエントさんの中にあります。



それが不明確なまま、カウンセラー役が

それでは、こうするのがいいんじゃないですか?

先回りをして答えを見つけてあげることが良いカウンセリングではありませんブンブンsei




 もしも、困っていることの先にある【願っていること】(上質世界 )を鮮明にしても

“何を手助けしたらいいんだろうはてなマーク”と方向性に迷う時


「そのお辛い状況の中で、今日カウンセリングのご予約をいただいたのは
ここに来て、どんなことが得られたらいいなぁ…と思われたからですか?」


と、「カウンセリングに来た」という
【行動の目的】を具体的に質問してみましょう。



注しかーーっし!この質問・・・ ロールプレイの冒頭からいきなり聞くと
「このカウンセラー、ちっとも私のこと分かろうとしてくれない!」
というイメージをクライアント役に与えてしまう可能性が高いので
充分に、上質世界を伺って、それでも掴み切れないときのみ使用することをお勧めします。
(さらに口調は優しくね…汗☆





本来、カウンセリングの予約をする、カウンセリングのために出掛ける・・・

この行動自体がクライアントさんの選択で、
実は、すでにそこから問題解決への道は始まっているんですよね…。



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過去記事に加筆・修正してアップしています

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