こんにちは
調布市でフルートの指導をしています、原嶋由紀です。
小学生以下のお子さんのピアノとリコーダーのレッスンもさせていただくことがあります。
フルートは息の流れで音をつくる楽器です。
息が流れていると音楽も流れる。
音楽は流れるもの。
フルートは音楽の流れと、息の流れが直結しているので、他の楽器よりも音楽の流れが体感しやすいように思っています。
練習していて出にくい音があると、その音を出すことに執着してしまいがち。
音は出るようになったものの、音楽の流れが止まってしまっていて、でも、頑張って吹いているから気がつかない、なんてこと、ありませんか?
「音楽が」とか「音楽的に」とか、ちょっと哲学的というか(音楽と哲学って密接に繋がってると思うけど)つかみどころがない感じで、難しい、と受け止めてしまうかもしれません。
そして、知識や技術を解決してから音楽のことを考えようとすることが多い。
わからなくても、できなくても、知識や技術に取り組んでから音楽をやろうと考えると・・・・
練習はつまらないものになりがちです。
知識や技術が伴うことでより音楽は成長します。
でも、音楽はいつも最初に「ある」もの。
どんな練習も音楽的に、音を楽しんで進めて行くことができると私は考えています。
なので、何を吹くときにも音楽の流れを感じて、息の流れを感じて吹く。
それをいつも大切に。
うまく音が出ないときは、音楽の流れを感じて、息の流れを感じて、繰り返し吹く。
そうするとだんだん音が出てきます。
音が出るようになったら、どんなときにうまくいっていたか考える。
こんな風に吹いたらうまく吹けた!に出会えたら、今度は意識的にそれをやってみる。
それを繰り返すと、きっと気持ちよく吹けるようになります。
音楽を止めて、体を固めて1つの音を出せるようになっても、音楽の中では吹けないかも。