前回からの続きです。
次の日、バイトが終わってから息子は妻と一緒に学校へ相談に行きました。
(以下妻から聞いた内容す)
息子はまずY先生に、実はどこにもオープンスクールに行ってないことを正直に言いました。
「そうだったんですか。どこも見学せずに決めようとしたのですね?」
「はい」
「それはダメです」
Y先生はきっぱりと言い放ちました。
(語気の強さに妻はちょっとびっくり)
「○○君やこの学校の生徒さんはみんな純粋で真面目です。なので定員や締切が近いと言われると焦って決めちゃうんです。だよね?」
「はい」
「焦らなくても大丈夫。今からでもオープンスクールのある学校はたくさんあるから。いろいろ見てじっくり決めていこう」
その瞬間、息子の表情が和らぎました。
「わかりました」
それから息子が自分の気持ちを語りました。
「H学園の人からすごく親切にしてもらって嬉しかったんです。こんなに良い人がいるんだって。でももうすぐ定員が埋まると聞いて焦ってしまいました。他の学校も見学するつもりが起きれなくて行けなくて余計に焦りました。もう自分にはH学園しか道がないと思って。心が苦しかったです」
先生と妻はうんうんと聞きました。
「でも他にも選択肢があってまだ間に合うと分かったのでホッとしました」
うんうん
「H学園の人には何て言えばいいですか?」
「また行くことがあればよろしくお願いします、ぐらいでいいでしょう」
「わかりました。それと、N先生にはH学園に決めましたって言っちゃったので謝っておいてください」
ほえ~
最後の言葉には先生も妻もちょっとびっくり。
他人に気を回せるようになってるやん。
それから今後のことを話しました。
10/6に地元で複数校が集まっての説明会があるらしく、息子が興味のあった1校も来ることがわかりました。
まずはそれに参加することになりました。
帰宅途中、妻が息子に言いました。
「今回は力になってやれなくてごめんな。パパもママも○○の決めたことをただ応援してたねん」
「うん。でもさ、アカンことはアカンって言ってほしい」
「うんわかった」
「今日は学校に相談してよかったわ」
「そやな。パパが学校に相談してみたらって言ってくれたおかげやな」
「うん。あと、H学園の人には連絡しにくいわぁ」
「そやなぁ。でも一応けじめとして連絡はした方がええよなぁ」
「うん・・・」
>アカンことはアカンって言ってほしい
息子のこの言葉には考えさせられました。
やっぱり親からもアドバイスした方がよかったのかなぁ
でもこう思うことにしました。
「息子がそう思えるぐらい親は見守れていたということ」
よし、そう思おう。