謳う花 -5ページ目

謳う花

流れるように。其の儘。

あなたの優しい一言で
わたしは救われたんです


ただ、その姿を見ただけで
明日も頑張ろうって思えたんです


伝えてはいけない
届けてはいけない


だからどうか
この場所でだけ言わせてくれませんか?


気付かれなくても
あなたの目に止まらなくても



この気持ちが消せない







大好きです




どうせわたしは不細工なんだ

わかってる

わかってるよ


どうせどれだけ頑張ったってかわいくなんかなれない


じゃあ、見なければいいじゃない


どれだけ頑張ったって
不細工なんだよ


こんな顔いやだ

どれだけ腫れるほど叩いてもこの顔は消えない



嫌いだ嫌いだ嫌いだ


誰にも会いたくない


悪かったな


わかってるんだよ


不細工なことくらいわかってるよ


すべておおってこの存在を消したい
ようやく信じようと思ったのに
信じたいと思ったのに


それすらも「信じるな」と言われたら


幻に消えてしまう



でもまだ信じたくて
信じたくて仕方がないのに


唯、

あなたには

いつだって真実を伝えたい




あなたが思うよりも
細やかながらこの身はいろんなことに気付きやすい


けれどもそれを知っても
この身は醜く、動くのです



そして、
あなたの存在に
あなたの視線に
勘違いでもいつだって気付くのです



だけれども、
この筋は、また恐ろしく汚く動くのです



お願い


あなただけはその冷静な眼差しでもって
気付いて
わたしがとても醜いことに


とてもとても汚れていることに



あなたの視線に表情の変化に気付いていても


この身は
愚かに動くのです



視線だけを
表情だけを


信じないで


どれ程醜いこの身でも


掻き混ぜるようなことも
人を陥れるようなことも


何ひとつそれだけは
しないということを




どうか、伝われ


あなたが思うようなことなど
本当は何ひとつないということを



あなたの気付きは
幻だ

この手が故意に見せる
愚かな愚かな虚像



けれど、伝えられないのです
どうしても伝えられないのです




だから


だけどどうか信じてもらえませんか


醜く汚いこの身でも
あなたの言葉を信じ
存在を信じ



最後の最後まで
裏切ることはしないと



この言葉をあなたに
届けたいのだと


ただ、あなたなのだと



どうか、わたしの存在を信じてください




最後の最後まで
この想いを伝えることはなくとも



見抜いて


あなたの存在に視線に気付いて
それでも欺くように視線をやるわたし自身に


ただ、その気を引きたくて
でも他の手段をしらなくて



ひとりで泣く帰り道



どうか、




信じて
嫌いにならないで



抱きしめられなくていい

あなたがわたしに触れなくていい





嫌わないで


たった1本の電話で



わたしを深く闇の底へ沈める人




あなたのおかげで、この血は流れるのに




やさしい筈のあなたが



いつまでも、存在してほしいと思うあなたが




深く深く嘗めるように




底へと沈める





怖いのだ、傷つけるのが



感情を殺すほかないのだ







そして、わたしの感情をすべて奪って







何処までも、




広がっていくのね




お願い、お願い




いつも笑って輝いて、元気でいて





わたしがこの存在を消すから