輪 | 謳う花

謳う花

流れるように。其の儘。

何も要らないと云った筈の僕の

背中に乗って 項垂れる貴方


何も欲しくない

何も欲しくない


傷付くのが唯、怖いだけなんだ


愛していると

そう、云って


誰にも云えない思い出を

掴んでは踏み躙る様に


だが今矢張り其れさえも

生き得る定めと支えになるなら


未だ 離れはしないんだろう