グランドブダペストホテル | choconuts-coconutsのブログ

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映画が好き(詳しくはない)。
感想が中心です。

2014年に観た映画。
あまり知識がない私なので、難しいことわわかりませんが
ちょっと記憶もおぼろげ

以下、内容にふれます。

全編通して、色彩豊かな画面が絵のような映画。
ケーキみたいな(?)かわいらしい見た目のホテルをはじめ、衣装、 道具、背景すべてが凝っていて、世界観に引き込まれます。
人形劇のような、舞台のような、絵本のような…。
キャラクターも魅力的。
グスタヴとゼロ、アガサ…会話も
雰囲気がある。
グスタヴとゼロのシーンは安定感、安心感があり、アガサも魅力的な女の子でした!


展開はスピーディーで、飽きさせない。
ホテルのコンシェルジュ?グスタヴが、お得意様のマダムの遺産をゆずりうけたことで(さらにその絵を持ち去ることで)疑われたり捕まったり追われたりし、
ベルボーイのゼロ、その恋人アガサと一緒切り抜けるのが大筋です(確か…笑)。
歳をとったゼロが、ホテルの客の小説家?に昔話として語る(思い出す)形をとっています。


かわいい画面の中、ところどころ毒?があり。
脱獄シーンや殺し屋関連のシーンでは、何度か目をつぶってしまいました…笑
場面がどんどんかわり、銃撃戦に雪山チェイス、教会のシーン…
ハラハラドキドキでした。
ホテルの電話シーンはにやにや。
ドキドキ感と、おとぎ話のような画面の取り合わせがなんとも言えない。
とてもいい人!…ではない人間らしいグスタヴと、彼を慕うゼロのコンビは、見ているうちにどんどん好きになりました。

ひと安心したところで、最後の電車シーン。序盤とオチが違うのは、社会情勢がかわってしまったからか。その中で、変わらない態度を貫こうとしたグスタヴを、ゼロは慕っていたのでしょう。
その後、寂れていくホテルを守っていたゼロ…。

時代背景やもろもろを知っていると、もっと深いことがわかるのかもしれません。
好き嫌いわ分かれそうですが、私は好きです。
エンドロールで踊るおじさんにも必見。